出版社内容情報
第一人者の児童精神科医による、子どもの暴力・暴言への対応方法をマンガを使ってわかりやすく解説。声かけ、伝え方がわかる!
内容説明
暴力の止め方、話の聞き方、ほめ方・叱り方、発達障害の場合。子どもにとってキレることは、最大の感情表現です。もちろん怒りの表現であるわけですが、その裏には、もっと別のメッセージがあります。彼らはこころのSOSを出しているのです。助けてほしいのです。
目次
第1章 キレる子どもとの接し方
第2章 キレる子どもが増えている?
第3章 子どもの暴力・暴言の止め方
第4章 「キレる気持ち」を理解する
第5章 「キレる行動」を減らしていく
第6章 キレにくい親子関係のつくり方
第7章 困ったら支援者に相談する
著者等紹介
原田謙[ハラダユズル]
長野県立こころの医療センター駒ヶ根子どものこころ診療センター長、副院長。信州大学医学部臨床教授。全国児童青年精神科医療施設協議会代表。1962年東京都生まれ。1987年信州大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センター、国立精神・神経センター国府台病院、信州大学医学部附属病院などを経て、2014年から現職。専門は児童精神医学。研究テーマは発達障害の二次障害(特に反抗挑発症、素行症)。成人した2女の父であり4人の孫がいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koji Harasawa
4
キレる子どもへの接し方、確かに本当に悩む。一緒になって自分もキレてしまうこともある。だからこそ、相手の気持ちを知らないと大変だ。とても良い本だった。悩むし、疲れるからこそ、学び続けないと。2025/08/14
するめ
4
図書館。子どもが小学生以降になっても定期的に読みたい。好ましい行動をしないときや、好ましくない行動をするときの対処が役立ちそう2025/06/03
ソーシャ
2
臨床経験豊富な児童精神科医の著者が子どもの癇癪についてどう接するべきかについて、保護者・教員向けにわかりやすく解説した一冊。方法の解説が具体的で、著者も実際に臨床の中で悩みながらやってきたことが感じられます。この領域で絶対に相談される内容でもあるので、専門職でも読んでおくと役立つ一冊だと思います。あと、薬物療法についてほとんど触れていないことに、著者の裏のメッセージを感じます。2025/05/17