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出版社内容情報
俺が欲しかったのは、端からお前だ――――。
幼い頃から、【紅い瞳】を理由に「汚らわしい」「アヤカシの呪いだ」と虐げられてきた莉子。
姉の身代わりとして【人喰い】と恐れられる酒呑童子の元に嫁いだ彼女は、死を覚悟して屋敷に向かう。
だが、不時の桜の下、佇む鬼は、微笑みを湛えていて――――?
【紅い瞳】が映すのは、畏怖か、それとも愛なのか。それは夢のように儚い、異類婚姻譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
2
毎度の如く、鬼やら花嫁やらのワードに弱く、思わず手に取りました。よくある、家族に虐げられた娘が妖との結婚で幸せになる、シンデレラストーリーものです。姉の身代わりなはずが、望まれていたのが彼女自身だったのは驚きましたが。その理由は未だ分かりませんし、まだ遠慮しているヒロインなので甘々や糖度は低めです。それでも、大切にされているのが伝わり、徐々に明るくなってきた表情に安堵しました。だって、生家での境遇が、本当に酷かったんですから。その魔の手が再度ヒロインに届きそうな今、温情を掛けてる場合じゃありませんよ‼2025/04/06