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出版社内容情報
昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに……。そこから始まる、夭逝した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら一人落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは――!?
昭和の落語界を舞台に、噺家の愛おしき素顔と業を描いた傑作が新装版となって登場!!
※5巻バージョン:第5巻は通常版9巻と通常版10巻を収録。新規描き下ろし表紙イラストで登場!!
※収録内容や描き下ろしマンガのページ数には変更の可能性があります
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
19
引退を口にする八代目を再び落語の世界へ呼び戻すため、泣きながら「芝浜」を披露する与太郎。落語をしながら泣くのは、危うい行為だ。なぜなら、泣いている人物以外の人も演じなければならないのに、そこで涙を流していては落語そのものが瓦解する。もうずいぶん前のことになるが、昨年亡くなった桂ざこばの高座に足を運んだ時、同じように落語中に泣いているのを観た記憶がある。それは「一文笛」という、ざこばにとっての師である米朝作の噺であったので、思わず感情が高まってしまってのことだったのだろう。(つづく)2025/04/19
Gemi
7
うん、最終巻。ここまで結構いろんな時代背景で、いろんなことが起こったな。と少し感慨深いものがある。そして信之助の本当の父親、助六とみよ吉の死の真相なんかも衝撃を受けた。時代と共に衰退したり変化を遂げていく落語。八代目八雲も引退してタイトル通り、落語と心中しようとする。七代目から今まで、付き人としてすべてを見てきた生き証人の松田さんの存在に震える。九代目八雲こと与太郎の明るさに救われた物語だった。これまで落語にはまったくもって興味を持てなかったが、高座や贔屓の噺家さんとか見つけたくなった。良作です。2025/11/12
がっちゃん
2
番外編2本も?!2025/04/21
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