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出版社内容情報
昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに……。そこから始まる、夭逝した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら一人落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは――!?
昭和の落語界を舞台に、噺家の愛おしき素顔と業を描いた傑作が新装版となって登場!!
※4巻バージョン:第4巻は通常版の7・8巻を収録。新規描き下ろし表紙イラストで登場!!
※収録内容や描き下ろしマンガのページ数には変更の可能性があります
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
古典と新作が織りなす落語は、古いものと新しいものが共存する世界だ。それは新作もいずれ古典になることを知っているからこそ可能とも言える。「「新しいことをする」というのは派手で奇抜なことをすればいい訳じゃない 嫌われては古典になれない かといって無難なだけでは心に響かない それも古典になり得ない」何もそれは噺に限ったことではない。噺家そのものにも言えるだろう。襲名は、あるいは引退と真打昇進は、新旧の入れ替えを意味するのではないのだ。新しいものが古いものを、古いものが新しいものを、引き受ける、それは儀式だ。2025/03/30