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出版社内容情報
昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに……。そこから始まる、夭逝した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら一人落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは――!?
昭和の落語界を舞台に、噺家の愛おしき素顔と業を描いた傑作が新装版となって登場!!
※新装版第2巻には通常版の3・4巻を収録。新規描き下ろし表紙イラスト&巻末に山崎育三郎さんのインタビュー(後篇)を収録!
※収録内容や描き下ろしマンガのページ数には変更の可能性があります
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
22
「そんで俺は決めたんだ 人のために落語をやるって お前さんは? どうなんだい」助六の問いに対し、自問する菊比古。「なんの為? アタシの落語は誰の為?」自問の末に辿り着く。「なんの為の落語 テメエの居場所をこさえる為 ここにいても大丈夫だと思う為 自分が自分でいる為だ」そんな二人の差異は、師匠である七代目八雲を挟み、決裂を導く。さらにこの因果が七代目の頃から続くことを知るに至って、菊比古は思うのだ。「この背中をずっとずっと憧れで見てきたのです。(つづく)2025/03/16
Gemi
7
1巻の途中から八代目八雲の過去編へ突入。時代は戦前、菊比古と初太郎の出会いからの物語。二人は七代目八雲に弟子入りする。繊細で辛気臭い落語をやる菊比古、正反対の粗野で豪放磊落な落語をする初太郎。ともに真打となり初太郎は助六を襲名する。そして菊比古はみよ吉と付き合っているのだが、落語を選び、みよ吉は助六と付き合うことになる。なんだかキャラが立ってて物語の濃さに引き込まれていった。そんな助六とみよ吉の娘、今は菊比古改め八代目八雲の養女となった小夏の存在とは。2025/11/12




