出版社内容情報
1970年,一世を風靡した「BIGI」立ち上げから、2025年2月「yoshie inaba」ブランドクローズまで――。ものづくりの原点、雑誌『ミセス』との出合い、こだわり抜いた素材やデザインへの思いを、貴重なコレクション写真や資料とともに語る、半世紀を超えるデザイナー人生、集大成の一冊!
内容紹介
着る人の顔がわかる服が好き
「いつも同じでごめんなさいね」yoshie inabaのショーに足を運んでくださる皆さんに、よくそんなふうに言っていたものです。それくらい、私がつくる服はデザインがあまり変わらない。基本の服をしつこくつくり続けてきました。 (中略)どれもが自分の分身のようにいとおしい。でも、それらは決して過去のものではなく、今も折に触れて袖を通す現役、そしてこれからもずっと着続けるであろう服たちです。
―――――第四章「マイ・スタイル」より
目次
はじめに
第一章 マイ・ストーリー
物作りの原点/恩師・原のぶ子先生のこと/アトリエから始まる
第二章 BIGIと歩む
BIGIの時代/MOGA 私に必要な服/yoshie inaba 好きを追い求めて/L'EQUOPE YOSHIE INABA女たちへのエール
第三章 『ミセス』とともに
モデルとして服を着る/モデルからデザイナーへ/着物と出合う
第四章 マイ・スタイル
着る人の顔がわかる服が好き/体にしっくり合う服が美しい/好きなものは変わらない/私は洋服屋
第五章 手が生み出すもの
ホームスパンとの出合い/職人でありたい/汕頭の美、インドの布
第六章 私がつくる服
あとがき
年表
内容説明
稲葉賀惠の仕事。1970年「BIGI」立ち上げから、2025年2月「yoshie inaba」ブランドクローズまで―。ものづくりの原点、雑誌『ミセス』との出合い、こだわり抜いた素材やデザインへの思いを、貴重なコレクション写真や資料とともに語る、半世紀を超えるデザイナー人生、集大成の一冊!
著者等紹介
稲葉賀惠[イナバヨシエ]
デザイナー。1939年、東京生まれ。鎌倉、横浜で育つ。文化学院美術科を卒業後、原のぶ子アカデミー洋裁学園で服づくりの基礎を学び、1964年、オートクチュール制作のアトリエを開く。1970年に株式会社ビギを設立。同時にブランド「BIGI」を立ち上げ、1972年に働く女性のためのブランド「MOGA」、1981年に大人の女性の魅力を引き出す服を提案する「yoshie inaba」、1988年に年齢や国境などの枠にとらわれない新しい時代の女性におくる「L’EQUIPE YOSHIE INABA」を発足。長きにわたり、幅広い年齢層の女性たちに支持された。2025年2月、「yoshie inaba」ブランドをクローズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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