出版社内容情報
「彼女の悲しい声が
聞こえるんだ」
落下し続ける自殺霊による消失事件。
八雲と晴香の前に現れたのは自称・霊媒師だった。
累計750万部ミステリーをすべて書き直した完全版。
物語の深淵に踏み込むシリーズ第三弾。
☆☆☆
屋上から落下し続ける地縛霊に取り憑かれた。
そう語る大学生から依頼を受けた八雲と晴香は、
霊媒師を自称する男と出会う。
霊が陰惨な事件の被害者だと知った八雲は、
彼女の魂を救おうとするが――。
室内から忽然と消失した大学生、見え隠れする警察の暗部。
濃くなる闇の先に、八雲は魂の救済を導けるか。
内容説明
屋上から落下し続ける地縛霊に取り憑かれた。そう語る大学生から依頼を受けた八雲と晴香は、霊媒師を自称する男と出会う。霊が陰惨な事件の被害者だと知った八雲は、彼女の魂を救おうとするが―。室内から忽然と消失した女性、見え隠れする警察内部の暗部。濃くなる闇の先に、八雲は魂の救済を導けるか。
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒業。2003年『赤い隻眼』を自費出版する。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で’04年にプロ作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
42
晴香と八雲の距離が少し縮まったように思えました。今回は性犯罪が引き金となる事件でしたが、被害者を最後まで追い詰めたのが恋人の拒絶というのが辛いところです。後藤刑事も自分が同じ立場に立ったらどうだろうかと疑問を投げかけるのも納得です。難しい問題ですね。2025/06/18
ごま麦茶
5
完全版、シリーズ3冊目。角川文庫版で発売当時に読んでいたはずですが、殆ど覚えておらず、新鮮に楽しみました。やっぱり面白い!他作品キャラが出たり、今どきな時代の描写になっていたり、畠さんの出番が増えていた気もしたり(畠さん好きだから気のせい?)。後藤刑事、好きなのですが、この巻でますます好きだー!!となりました。事件が事件なだけに、後藤刑事にスカッとさせてもらいました。ゆっくりと八雲が晴香に心を開いているのにホワホワします。石井刑事と真琴のそれぞれの一方通行も応援したくなっちゃいます。角川版読み返そうかな。2025/06/07
ICHI (atomic)
3
3巻 「彼女の悲しい声が聞こえるんだ」 八雲と晴香の前に現れたのは自称・霊媒師 浮雲心霊奇譚の衝撃から八雲へ…赤眼がちょっと感慨深く見えるフィルター発動。今回の犯罪は許せないね!あってはならない!断固拒否!両眼の存在がチラホラ。2025/01/04
ミヤタミヤ
1
後藤刑事~!すきだー!本当に人間かー!?大量に流血しながら倒れもせずにバリバリに動き、更には額に歯が刺さっても厭わねぇ漢。……本当に人間か? 怪しいなとは思っていたが、真相にはたどり着けない雰囲気探偵である私だが、マジで後味悪すぎてしんどい。どうせ人が変わっても、変わらねぇ物もあるんだよな、絶対に。2025/01/03
Akio Aratani
1
完全版とはいえ、読んだはずだけど覚えていないなぁ2024/12/24
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