講談社文庫<br> ケチる貴方

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講談社文庫
ケチる貴方

  • 石田 夏穂【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 講談社(2024/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065377529
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【冷え性×脂肪吸引】
コンプレックスを抱えるすべての人に捧ぐ、痛快身体小説!

どうして私は、金太郎のようにガッチリ、ムッチリなのに、こんなにも寒がりなんだろう。
佐藤は極度の冷え性だが、その見た目のため、同僚にバレないように暖をとって生活している。
しかし新入社員の教育担当になった途端、身体が火照り始めーー?

第44回野間文芸新人賞候補となった表題作と、
第38回大阪文芸賞を受賞した、脂肪吸引がテーマの「その周囲、五十八センチ」を豪華同時収録。



~こんなに冴えない人間であるが、それでも私は自分がいちばん可愛い。~

どうしてこの身体は、頑なに熱を生産しないのだろう。
骨と皮なら理解できるが、お前は脂肪の塊じゃないか。(ケチる貴方)

私の脚は、生まれながらに、人並み外れて太かった。
脚が太いと、ヒトの人生は、ものすごく難易度が上がる。(その周囲、五十八センチ)

内容説明

どうして私は金太郎のようにガッチリ、ムッチリなのに、こんなにも寒がりなんだろう。佐藤は極度の冷え性だが、その見た目のため、同僚にバレないように暖をとって生活している。しかし新入社員の教育担当になった途端、身体が火照り始め―?脂肪吸引がテーマの「その周囲、五十八センチ」も同時収録。

著者等紹介

石田夏穂[イシダカホ]
1991年埼玉県生まれ。東京工業大学工学部卒業。2020年、本書収録「その周囲、五十八センチ」で第38回大阪女性文芸賞を受賞。’21年「我が友、スミス」が第45回すばる文学賞佳作となり、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

48
「冷え性・脂肪吸引から見える不寛容さ」本書は2つの中編小説が収録されている。冷え性にまつわる『ケチる貴方』と脂肪吸引にまつわるお話『その周囲、五十八センチ』であった。どちらもグサグサと心に刺さるお話だった!冷え性な方や脂肪吸引をしたことがある人ならなおさら刺さる作品となっている😊2025/02/16

シキモリ

31
読み進める内に著者の経歴が気になり、調べてみたら広い意味で同業界にお勤めと知り、色々合点がいく。女性も増えたとはいえ、この界隈の中小ベンダーともなると旧弊の企業文化が残存する上、業務の属人化も著しい。自身のノウハウを教示することに逡巡する主人公の心情は共感出来、男尊女卑の価値観を押し付ける年配社員の醜悪さも目に余る。併録作「その周囲、五十八センチ」の『痛みに耐えることで得られるものが確約される』という打算的な思考にも頷くしかない。世間と己の間に介在するギャップに対して折り合いをつける難しさを改めて考える。2025/01/12

大粒まろん

16
読友さんから貰ってきました。石田さんは言葉選びの巧い人だと思う。タイトルからして等身大の斜め上で、エッセイのような小説。短篇2つに出てくる彼女たちは自分以外に興味がなく自信がない。所謂コンプレックスの塊なのだけど、それをそうとは言わず、それらと独自の戦い方で話が進む。そして2つ目の最後の方に「ねえ、あなたのその両脚が、ずっとずっと、あなたを守ってきてくれたんだとは思わない?」という一文が出てきて、客観的な自己肯定感に帰結する。面白く読みました。芥川賞候補作もこのくらいの抜け感があった方いいかもしれない。2025/01/12

てるぅ

7
2025年度暫定1位小説。これはおいしいごはんが食べられますように以来のキャラクターの人間味とワードチョイスを愛さずにはいられない小説。すごく共感できるしその表現がすごく上手くて私好みだった。注目の作者、あと私的にWAKICOさんのイラストの本は当たり。2025/03/04

Nabe

5
極度の冷え性と戦う佐藤が新人の教育係になったことからなぜか体質が変わっていく表題作。古い価値観が蔓延る職場で媚びることなく生きてきた佐藤の言動は痛快である。職場で感じていたモヤモヤを見事に言語化して身を守ることに全力を注ぐ。しかしもし身を削ることを厭わなくなれば冷え性から解放されると気付いたら…。寛容も身を守ることも極端に描いていて読んでいて気持ちよい。ニヤリとしてしまう面白さだった。2024/12/24

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