出版社内容情報
日本の政権党の「裏金」問題を始めとするさまざまな腐敗と不正。トランプ前大統領など世界中での「ポピュリスト」の跋扈、旧社会主義諸国および中国など権威主義国家の台頭・・・近年の世界の政治状況は、「政治」という営みについての従来の常識を揺るがしかねない事象に満ち満ちています。逆に言えば、そういう時代であるからこそ、「正しい」政治のあり方について今一度あらためて、その根本から考えてみる必要があるのではないでしょうか。
そこで本書では、西洋の政治学の基礎を作ったとされるアリストテレスに始まって、様々な思想家達の議論の跡をたどり、そもそも「政治」とはどのような営みとされてきたのかを再度確認することを通して、政治の本質を明らかにしてゆきます。そしてその上で、現代においてどうすれば「正しい」政治、「よりよい」政治は実現可能となるのか、その条件を探ります。
アリストテレスは「人間とは政治的動物である」と言いました。つまり人間にとって「政治」とは、その存在の根本をなす重要な営みの1つだということです。「政治」を抜きにして人間存在はありえない。本書はそのような人間の根本の営みとしての「政治」について知る恰好の1冊であるとともに、平易な政治思想史の教科書としても最適です。
【目次】
内容説明
分断と暴力に満ちた世界の中でそれでも手放してはいけないこと。政治とは?政党とは?政治家とは?第一人者が素朴な「問い」から〈希望〉を探る白熱講義!
目次
序章
第一章 政治とは何か(アレントとシュミット―二〇世紀の経験;「政治」の古典的理解;政治の普遍性)
第二章 政党とは何か(発想の転換;近代的政党制へ;二〇世紀の正当論)
第三章 政治家とは何か(ウェーバーの政治家論;マキアヴェリの政治家論;新たな政治家像に向けて)
第四章 政治と危機(奇跡の一〇年;人間の知の有限性;道徳と経済)
終章 なぜ政治をしなければならないのか(むすび 政治の目的とは何か)
著者等紹介
宇野重規[ウノシゲキ]
1967年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、同大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。主な著書に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』(2005年渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトン・ジャパン特別賞受賞)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社学術文庫、2007年サントリー学芸賞受賞)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、2021年石橋湛山賞受賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どら猫さとっち
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