星海社FICTIONS<br> 事件現場のソクラテス

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星海社FICTIONS
事件現場のソクラテス

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065373743
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「俺は名探偵ではない。哲学の学徒だ」
新人の警察官僚が命じられたのは、捜査顧問の肩書きを持ち、本を愛する変人哲学者のサポート!
あの本もこの本も読みたくなる哲学ミステリ!

【登場人物】
鷺島叡太郎(さぎしま えいたろう)
新人の警察官僚。捜査顧問のサポート役を任命され、悪戦苦闘する。本が好きで大学時代に書店でのバイト経験もあるが、哲学にはさほど詳しくない。

備前京輔(びぜん きょうすけ)
西多摩の廃校に住まい、体育館を本で埋め尽くして暮らす哲学者。捜査顧問として警察に協力するが、全ては哲学のため。


【第一章 柊木玲】
人間の欲望は、その意味を、他者の欲望のうちに見出す。
ジャック・ラカン『エクリ』

【第二章 落合詩朗】
真理を探究するには、生涯に一度はすべてのことについて、できるかぎり疑うべきである。
ルネ・デカルト『哲学原理』

【第三章 秋山瑠理】
悲劇は音楽の精髄から誕生したのだ。
フリードリヒ・ニーチェ『悲劇の誕生』

【第四章 東京都民】
「よろしい、アテナイ人諸君。では私はこれから弁明を行なわねばならぬ、そうして諸君が旧くから私に対して抱いているところの疑惑を諸君から除き去ることを試みなければならぬーーしかもきわめて短時間に!」
プラトン『ソクラテスの弁明』

【終章 哲学入門】
哲学に入る門は到る処にある。
三木清『哲学入門』

内容説明

「俺は名探偵ではない。哲学の学徒だ」新人の警察官僚が命じられたのは、捜査顧問の肩書きを持ち、本を愛する変人哲学者のサポート!あの本もこの本も読みたくなる哲学ミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

84
警察バディ系。捜査顧問哲学者×エリート警部補(Wイケメン )▽[第1章]編集者Youtuber殺害予告[第2章]元警察官家族の交通事故。生き残った息子は意思疎通困難[第3章]老指揮者殺害予告。警護に向かうが停電が発生し対象者死亡[第4章]SNSに警察不信が広がる。警察庁長官の怪文書が送られ、警察官による発砲事件が拡散される[第5章]親子和解▽哲学薀蓄が面白いかは別にして、王道警察ものでした。参考文献あり、いくつか読んでみたい本があった。2024年発行2025/07/02

さっちゃん

48
哲学×ミステリ。新人警察官僚の鷺島叡太郎は捜査顧問の変人哲学者・備前京輔のサポートを命じられるが…。/哲学好き、読書好きにオススメ。デカルト、ニーチェ等多くの哲学者の言葉が登場するが、噛み砕いて説明してくれるので門外漢でも大丈夫。「解いているのではない、問うているのだ」と、京輔は「対話」で哲学的に解決への道を拓く。ミステリとして読むには物足りないが、叡太郎の成長や父との関係修復など事件以外も楽しめた。廃校を買い取り体育館いっぱいの本に囲まれて読書に耽る京輔のキャラも良く、とても良いコンビ。続編希望です。2025/04/27

MINA

18
哲学って主題に興味があるのと、表紙が綺麗でずっと読みたかった1冊。いくつかの事件の短編集なのだが、どれも事件としては全体的にどこか半端で小粒感あったけど哲学者である京輔が魅力的で読み進めていった。そしたら最後の事件で、全てうっすら繋がってて一気に没入。捜査顧問の京輔が哲学的に対話を重ねながら事件の本質や真実を「問いて」いく様は、面白いし何か胸に染み入るものがあった。父親への反発からキャリア官僚になっちゃえる叡太郎って、何気に凄い。父子のラストが本当に良かった。巻末の参考文献の量半端なくて圧倒された。 2025/01/06

あつ子🐈‍⬛

13
「俺は解いているのではない。問うているのだ」 新人の警察官僚と哲学者がタッグを組んで、不可解な事件の謎に迫る哲学系ライトミステリです。わあバディもの大好き。変人哲学者の備前さん良きですね〜(だいたいの哲学者は中二病ですって貫成人センセも書いてらした!)廃校を買い上げて体育館を書棚で埋め尽くすって学者さんのみならず、相当数の本読みの夢ではなかろうか…うらやましい。少しずつ張られた伏線が結実するラストににっこり。世界という一冊の本を読むために私はやってきた。本書も、良き旅でございました。2024/11/21

テリトリーM

10
警察官になりたての警部補鷺島叡太郎は警視庁捜査顧問備前京介とともに事件捜査をすることになる。京介が哲学者の言葉を用いて表現することことから、章ごとにラカン、デカルト、ニーチェ、プラトン、三木清と哲学者がタイトルになっている。また登場する出版社の特徴として、「スピンが個性的だった」とあるからだろう。この本のスピンも紐でなく出版社名が書かれた青いリボンが使われている。事件解決は置いといて、うざくはあるが、京介がこういうふうにかいつまんで適した場面で哲学を説いてくれたらもっと興味持てるのだろうか。2025/01/27

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