講談社学術文庫<br> 花街―遊興空間の近代

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講談社学術文庫
花街―遊興空間の近代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065373583
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0125

出版社内容情報

なぜ生まれ、いつ消えた?
東京、大阪、鹿児島、和歌山、鳥取、富山、神戸……全国の「花街」誕生の経緯を辿ることで明かされる、人間たちの欲望の正体、そして近代都市形成の秘密!

【本書の主なトピック】
[富山]明治維新で「殿様御殿」は遊蕩の巷に様変わり
[東京]『にごりえ』の《白山》で確立された花街開発・営業のノウハウ
[鳥取]尚武勤倹の城下町に生まれた「駅前遊郭」《衆楽園》
[大阪]内閣も巻き込んだ「松島遊郭移転疑獄事件」の顛末
[神戸]田圃を瞬く間に盛り場に変えた《西新開地》
[鹿児島]湯煙に消えた(?)謎の赤線を追え!
(花街関連用語集付き)

【目次】
はじめに
第一章 花街の立地と形態
1 遊廓と花街
2 地図のなかの花街
3 花街の空間的類型
第二章 城下町都市の空隙、市街地化のフロンティア
1 和歌山城丸の内の再開発
2 鳥取藩主の庭園《衆楽園》
3 富山藩主の別邸《千歳御殿》
4 「にごりえ」のあとさき
5 鹿児島の墓地再開発
6 神戸市近郊の《西新開地》
7 再び「新開町」をめぐって
第三章 近代東京における地区指定の転回
1 江戸‐東京の「慣例地」
2 《白山》の指定と開発のはじまり
3 大正期の地区指定
4 昭和初年の「置土産」
5 ウォーターフロントの花街
第四章 近代大阪における新地開発
1 岸本水府の花街案内
2 江戸から明治へ
3 新遊廓《飛田》の誕生
4 《今里新地》の開発
5 新地の開発史
第五章 謎の赤線を追ってーー鹿児島近郊の近代史
1 消えた遊廓とひとつの謎
2 都市近郊の近代
3 近郊の名所とメディア・イベント
おわりに
文献一覧
図表出典一覧
花街関連用語集

内容説明

かつて全国に五〇〇ヵ所以上存在したという花街。莫大な利益を生み、土地開発の「乳母役」となるその街のほとんどは、実は明治期以降の都市形成と再編の過程で生み出された「近代の所産」であった。東京、大阪、鹿児島、和歌山、鳥取、富山、神戸…各地の遊興空間創出の経緯を辿り、明らかにする、人間たちの欲望の正体と、近代都市形成の秘密。

目次

第1章 花街の立地と形態(遊廓と花街;地図のなかの花街 ほか)
第2章 城下町都市の空隙、市街地化のフロンティア(和歌山城丸の内の再開発;鳥取藩主の庭園“衆楽園” ほか)
第3章 近代東京における地区指定の転回(江戸‐東京の「慣例地」;“白山”の指定と開発のはじまり ほか)
第4章 近代大阪における新地開発(岸本水府の花街案内;江戸から明治へ ほか)
第5章 謎の赤線を追って―鹿児島近郊の近代史(消えた遊廓とひとつの謎;都市近郊の近代 ほか)

著者等紹介

加藤政洋[カトウマサヒロ]
1972年、長野県生まれ。立命館大学文学部教授。専門は人文地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shonborism

2
近代以降の花街と遊廓の成り立ちを描く。タイトルで購入したが、こないだ読んだ新書『大阪』の著者の先生だった。特に維新直後の再開発や、地元利権者の請願によって花街が成立していくさまが興味深い。2025/03/01

Ta283

1
明治から戦後すぐまでの花街の歴史、地域によって色々あったようだ2025/03/19

panku2

0
主に明治期から戦前にかけての花街史。都市を発展させる役割を担った各地の花街について書かれている。娼妓ではなく芸妓にスポットが当たっているのも嬉しい。用語集が付いているのもありがたかった。おもしろかったです。2024/11/11

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