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出版社内容情報
「中禅寺先生なら…どう考える?」
消えた遺言状の事件を解決してくれたお礼にと、
秋倫に茶道部のお茶会に誘われた栞奈。
お菓子がでる!と喜び足を運んだ栞奈だったが…皆で食べる予定だった最中が消えていた!?
最中を盗んだ犯人はきっと茶道部の中にいる!食いしん坊探偵…いや、
心霊探偵栞奈が学校内の事件を解決する!
戦後の日本を舞台にした、怪異×青春×ミステリコミックス第10弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
43
「魍魎の匣」の次はこっちがアニメ化(CLAMPさんは関係ありません)!井岡さんのキャラや、おはぎ作りが微笑ましい。最後の話の謎や軍隊狸とか興味深いけど、四国の狸って聞くとぬら孫浮かんじゃうわ・・・。2024/10/12
ミエル
27
前巻ラストのお茶菓子の謎解きパートから始まる。その他も小さな不思議を解決するストーリーでほのぼの。やっぱり、学生探偵らしい身の丈に合ったちょいミステリーが落ち着く。最後のタヌキ譚が良かった。そう、ばかす動物といえば四国はキツネじゃなくて狸。軍隊狸の件なんて熱い愛国心に泣きそう。2024/11/13
へくとぱすかる
19
モナカ消失事件! 笑ってはいけないだろう。昭和23年である。食糧難がひどかったから、モナカといえども貴重品のはず。解決してよかった。食べ物のうらみは何とかだから。さてメインの話は高校生たちの日常にひそむ、少々手荒な事件。戦前と言う時代が、このすぐ前にあったことを印象づける。この前キツネの話があったと思ったら、今度はタヌキ。ここに京極堂のもののけ話が蘊蓄として語られる。本領発揮だ。「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出した。四国も金長も語られる(舞台は東京のはず)。それにしても戦争にかかわる話の多い時代なんだ。2025/05/31
まるぷー
15
京極先生の教え子と町の呑んだくれ大工見習いの喧嘩に手助けをしたのは、軍隊狸。四国で崇められ迷信の狸だった。動物は何であれ可愛がり大切に接していると恩返しもあるのかも。おはぎとぼた餅の違いもわかった。春はぼた餅、秋はおはぎ。おはぎの作り方も千鶴子さんが解説している。最中は拾遺和歌集からきた最中の月が語源。栞奈の探偵も冴え渡りちょっとしたミステリーも解決。2025/02/20
えも
15
軍隊狸とか、全然知らんかった。やはり博覧強記はいい。役に立ちそうもない知識が身について、なんか豊かになるなあ。2025/02/03