講談社学術文庫<br> 生命の意味論

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講談社学術文庫
生命の意味論

  • 多田 富雄【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065370636
  • NDC分類 461
  • Cコード C0145

出版社内容情報

伝染病も老化も死も、官僚制も企業も大学も、「免疫」からはこう見える! 『免疫の意味論』(大佛次郎賞)を凌駕する圧倒的スケールで描かれる、稀代の免疫学者による「超」生命論。(解説:養老孟司)

「私はこの本で、生命の持つあいまいさや多重性、しかしそれ故に成り立つ「超(スーパー)システム」の可能性について考えた。そこには「不気味さ」と「美しさ」が紙一重で同居している」――「まえがき」より

[目次]
まえがき
第一章 あいまいな私の成り立ち
第二章 思想としてのDNA
第三章 伝染病という生態学(エコロジー)
第四章 死の生物学
第五章 性とはなにか
第六章 言語の遺伝子または遺伝子の言語
第七章 見られる自己と見る自己
第八章 老化――超(スーパー)システムの崩壊
第九章 あいまいさの原理
第十章 超(スーパー)システムとしての人間
参考文献
あとがき
解説 多田富雄さんと私 養老孟司

内容説明

免疫系や脳神経系など、生命機械論的メカニズムを超えて自己生成する「超システム」。それは進化や発生、病や老化など、狭義の生命科学の領域にとどまらず、言語・都市・企業・大学・官僚制など、高次の文化現象をも貫く、生命活動の根本原理である―。稀代の免疫学者が果敢に語り尽くす、生きることの「意味」と「技法」!

目次

第1章 あいまいな私の成り立ち
第2章 思想としてのDNA
第3章 伝染病という生態学
第4章 死の生物学
第5章 性とはなにか
第6章 言語の遺伝子または遺伝子の言語
第7章 見られる自己と見る自己
第8章 老化―超システムの崩壊
第9章 あいまいさの原理
第10章 超システムとしての人間

著者等紹介

多田富雄[タダトミオ]
1934‐2010年。茨城県生まれ。東京大学名誉教授。専攻は免疫学。野口英世記念医学賞、エミール・フォン・ベーリング賞、朝日賞などを受賞。著書に『免疫の意味論』(大佛次郎賞)、『独酌余滴』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『寡黙なる巨人』(小林秀雄賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

39
免疫学者が、免疫系、脳神経系などを超システムと観念し、言語、都市等の社会現象にも応用した意欲作。免疫系も脳神経系も、基本的な構造は遺伝的に決定しているが、全過程は予定されておらず、自身の内部的な目的で、後成的に内外の情報を基に複雑化する。歴史的に伝染病に対する人類の行動が不変であること、個体の生を保証するために細胞の死が必要なこと、性の分化過程から女は存在、男は現象と見られることなど、自己と非自己の多様な表れも興味深い。多様性、冗長性は危機対応に必要だとし、合理性だけの行政改革の危険性を説いたのも慧眼。2025/01/10

特盛

27
評価3.7/5。もう30年近く前に書かれた書籍か。東大医学部の免疫学教授の多田先生によるエッセイ。何物でもないものから秩序を作り、多様化していく生命の特徴を、スーパーシステムと定義し、言語や都市や国家まで拡張して語る。そこにある特徴は自己組織化や閉鎖性と開放性の両立、自己言及・自己決定的な在り方だ。生命科学をベースに自由に社会学的・学際的な語り口は知的好奇心がくすぐられる。個体を一つの社会ととらえる考えや、男女の性に関して、発生学的な観点から「女は存在・男は現象」という言葉はとりわけ印象的だった2025/03/23

おだまん

14
自分が学生だった頃のトピックゆえか30年たっても古さは感じずだったのですが現在はどれくらい研究が進んでいるんだろう。不変なのはこの世界は超システムにより機能している、最終章を読むだけでも今読んだ価値があったなぁと思います(というかここが読みたかった)。philosophyの意味。2025/02/27

Go Extreme

2
あいまいな私の成り立ち: 私が私の形をしているわけ 超システムの誕生 思想としてのDNA: 造物主DNA 記号としてのDNA 利己的遺伝子 しなやかなDNA 超システムとしてのゲノム 伝染病という生態: ペストの登場・意味論 インフルエンザの進化 死の生物学: 自殺する細胞 死を介した自己形成 死の意味 性とはなにか: 遺伝的な性の決定 脳の性 女は存在・男は減少 言語の遺伝子・遺伝子の言語 見られる自己と見る自己: 鵺の多重構造 寛容と排除 自己の標識 老化 あいまいさの原理 超システムとしての人間2024/10/03

あっちゃんのパパ

0
評価=5:今まで、DNAの働きの詳細は全く分からなかったが、本書にてイメージだけであるが理解出来た。 気になったフレーズは以下の通り。 言語の成立と発展は、遺伝子の誕生と進化には同じ原理が働いている 超(スーパー)システムとは、自分で作り出したルールに従って自己組織化し、発展していくものである 生物学的に見た個体の「自己」は、免疫系が決めている 「自己」と「非自己」の識別は胸腺が決めている 免疫系の持つ「先見性」は、ランダムに多様性を作り出してあとで選別するという「非先見性」に依存している2024/12/23

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