出版社内容情報
公園でホームレスの女性が殺害された。
犯人も殺された理由も不明。
殺害現場近くのカフェでバイトをしているセキグチユウコは、
仕事も人生もうまくいかなかった被害女性に「縁」を感じ、
導かれるように彼女の過去へ踏み込んでいく。
おひとりさま、毒親、貧困、時代ガチャ。
#さっちゃんはあなただったかもしれない
#さっちゃんはわたしだったかもしれない
内容説明
公園でホームレスの女性が殺害された。犯人も殺された理由も不明。殺害現場近くのカフェでバイトをしているセキグチユウコは、仕事も人生もうまくいかなかった被害女性に「縁」を感じ、導かれるように彼女の過去へ踏み込んでいく。おひとりさま、毒親、貧困、時代ガチャ。#さっちゃんはあなただったかもしれない。
著者等紹介
真梨幸子[マリユキコ]
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤虫症』(講談社文庫)で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。女性の業や執念を潜ませたホラータッチのミステリーを精力的に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イアン
115
★★★★★★☆☆☆☆タイトルが印象的な真梨幸子の長編。公園で女性ホームレスの他殺体が発見される。被害者に奇妙な「縁」を感じたフリーターの祐子は、記者を騙り事件関係者へ取材を始めるが…。ホームレスの女性〝さっちゃん〟はなぜ死んだのか。語り手を変えながら、一人の女性がいかに転落の人生を歩んだのかを浮き彫りにさせていく。登場する人物が揃いも揃って歪んだ性格なのはいつもの真梨作品だが、それにしても安易に性産業に逃げ過ぎだろうという嫌悪感が募る。プロローグに仕掛けられたトリックを解く鍵は、著者のペンネームにあった。2024/12/12
坂城 弥生
37
全体的にどんより暗い物語でした。2024/12/27
はな
26
イヤミス真梨幸子さん。登場人物が多く、目まぐるしく語り手が変わるので置いていかれないように読む!読む!最後は繋がったようですね。2025/05/16
JKD
23
時折出てくる世代格差の劣等感を巧みに批判するワードが何とも面白い。登場人物が多いのは言うまでもないが、名前の読み方が意地悪だった。この展開、どう収束されていくのか気になりつつ読み進めるとラストは一気に畳み掛けられた。イヤミスのどんでん返し、お見事でした。2024/12/29
ミーコ
20
ジムでマシンに乗りながら読みのに電子書籍を購入しました。真梨さん やっぱり面白い と読ん汗でました。が終盤 頭がこんがらがって ⁇⁇ってなりました。さっちゃんって。。 流石イヤミス女王でした。まだ こんがらがったままです(汗)2025/06/13




