講談社文庫<br> クローゼットファイル―仕立屋探偵桐ケ谷京介

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講談社文庫
クローゼットファイル―仕立屋探偵桐ケ谷京介

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065363713
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「服を見ればすべてがわかる」と、噂されるほどの鋭い洞察力を持つ服飾ブローカー・桐ヶ谷京介に新たな事件解決の依頼があった。依頼主は警察と京介の橋渡し役を担う南雲警部。南雲は12年前、勤務中に捨て子を発見した。その子は施設で育ち、少年になったいま、南雲に母親探しを頼んできたのだ。南雲は発見当時にその子が身につけていた大人もののTシャツを京介に預ける。京介の神懸かった推理が始まった……。「ゆりかごの行方」/など、仕立屋探偵が6つの事件を解決する、傑作クライム・ミステリー!

「ゆりかごの行方」
12年前の捨て子が少年になり、発見者である南雲警部に母親探し依頼。手掛かりは発見時に身につけていた大人もののTシャツだけだった。

「緑色の誘惑」
15年前、65歳の独居女性が殺された。被害者の女性は、身につけるものすべてが緑色という、そうとう変わった生活行動をとっていた。

「ルーティンの痕跡」
京介のバディー役・水森小春の下着が盗まれた。代わりにベランダに残されていたのは男モノのトランクス。京介と小春の推理は……!?

「攻撃のSOS」
駅の近くで、女子中学生グループの中の1人の服から、京介は虐待の痕跡を見つける。気になって同じ電車に乗り込んで追いかけると……。

「キラーファブリック」
17年前、食べ物アレルギーの主婦が自宅で遺体となって見つかった。死因はアナフィラキシーショック。警察は事故と見立てたが……。

「美しさの定義」
10年前の刺殺事件。被害者は服飾学校に通う学生で、死後1週間して自宅のアパートで発見された。凶器のハサミは刺されたままで……。

内容説明

服を見ればすべてがわかるという、鋭い洞察力を持つ服飾ブローカー・桐ヶ谷京介に新たな事件解決の依頼があった。十二年前に発見された捨て子の母親捜しだ。手掛かりは発見当時にその子が身につけていたTシャツ。京介の神懸かった推理が始まった。仕立屋探偵が六つの事件を解決する傑作クライム・ミステリー!

著者等紹介

川瀬七緒[カワセナナオ]
1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、’11年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。’21年に『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』で第4回細谷正充賞を受賞し、’22年に同作が第75回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門の候補となった。また’23年に同シリーズの本書所収の「美しさの定義」が第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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一華

25
今作も、桐ヶ谷京介により、六件の未解決事件が美術解剖学と復職の知識をいかし、鮮やかに解決されていくさまがとても気持ちがいい。まさか下着まで〜と思いつつ…今回の南雲警部の相棒の八木橋巡査部長も伊吹藍風(ドラマ・MIU404より)チャラそうだが、まじめでメモ魔で魅力的だし、そして小春さんもクセあり健在で、それぞれのやりとりが楽しい。しかし、人が人を殺めてしまう理由に…やはり辛いものが残りますね。2024/10/01

よっち

25
隠しても隠せない。服がすべてを自白してしまう。真犯人も知りたくなかった過去も。迷宮入り事件を次々に看破する仕立屋探偵・桐ヶ谷京介が挑む6つの事件を描く連作短編集。骨董の知識で桐ヶ谷に協力する小春とともに挑んだ、古びたTシャツから見出した少年の母親の素性、絞殺死体の着物に残された灰、下着泥棒の正体、虐待少女の救出、アナフィラキシーショックの死は殺人か、服飾専門生とミスコン参加を夢見る少女。些細な手がかりからそこまで見いだせるものなのかと驚かされて、これは確かに警察がスカウトしたくなるのも分かりますね(苦笑)2024/07/13

ぷにすけ

16
桐ケ谷京介の鋭い観察力には確かに驚かされますが、そろそろ小春さんが主役のお話も読みたい!2024/12/11

NAOAMI

12
服のシワ、劣化の状態を即座に識別し、中身である人間のプロフィールを当ててしまう特殊能力を持つ桐ヶ谷。シリーズ2巻目は未解決事件を警察自ら持ち込む程の理解と信頼を得ている。下着泥棒が印に残す自分が数週間連続で履き潰したトランクスに彼の能力が反応したり、蕎麦アレルギーが引き起こすアナフィラキシーショックも、ヴィンテージに詳しい古着屋・小春の助言も冴え、知識の両輪噛み合っての推理で解決に。2人のバディとしての阿吽や警察側コンビのキャラ性も相まって、会話のテンポが良く読みやすい。服飾ネタと極小証拠の連関が面白い。2024/08/26

ツバサ

12
短編集だが、1話1話読み応えがある。警察という組織の穴を埋める京介と小春のコンビの活躍っぷりが見事でした。切ない現実ばかりを見せられるが、わずかでも救いを見る展開にホッとする。もっと出来ることはないかと考える京介の真っ直ぐな気持ちが刺さってくる。2024/07/19

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