出版社内容情報
死因を見つけ、無念を晴らせ!
僕は「医者」なんだから――。
乱歩賞作家渾身! 医療×警察ミステリーの傑作!
探偵と医師、共通項は真理のみを追い求める知性。探偵小説と医療小説、二つのジャンルが理想的な形で融合を果たした。――杉江松恋(書評家)
僅かな変化さえ見逃さない鑑別能力によって人間に横たわる善を照らす医師の姿に救われた思いだ。医師の奢りに挑戦し続ける新ジャンル医療ミステリーだ!――岡本 卓(医師)
何者かに腹部を刺された五十嵐夏帆が大阪の三品病院に緊急搬送された。懸命な治療の甲斐もあり、損傷した脾臓を温存したまま夏帆は一命をとりとめた――かに思えたが、術後あり得ない速さで容態が急変、命を落としてしまう。
死因は刺傷によるショック死、あるいは医療ミス、それとも――?
院長から死因の究明を命じられた内科医の家入陽太郎は、夏帆の事件を担当する大阪府警の刑事・成山有佳子の協力を得て調査を開始するが……。
内容説明
何者かに腹部を刺され緊急搬送された女性が一命をとりとめた―かに思えたが、術後容態が急変、命を落としてしまう。刺傷によるショック死、あるいは医療ミス、それとも?死因究明を命じられた内科医の家入陽太郎は、刑事・成山有佳子の協力を得て調査を開始する。乱歩賞作家渾身、医療×警察ミステリーの傑作!
著者等紹介
鏑木蓮[カブラギレン]
1961年、京都府生まれ。広告代理店などを経て、’92年にコピーライターとして独立する。2004年に短編ミステリー「黒い鶴」で第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を、’06年に『東京ダモイ』で第52回江戸川乱歩賞を受賞。’23年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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