伯爵と三つの棺―The Count and the Three Coffins

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伯爵と三つの棺―The Count and the Three Coffins

  • 潮谷 験【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 講談社(2024/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065361757
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

時代の濁流が兄弟の運命を翻弄する。

フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。
容疑者は「四つ首場」の改修をまかされていた三兄弟。五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。
DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?

内容説明

フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?時代の濁流が兄弟の運命を翻弄する。

著者等紹介

潮谷験[シオタニケン]
1978年京都府生まれ。第63回メフィスト賞受賞。2021年、デビュー作『スイッチ 悪意の実験』が発売後即重版に。同年『時空犯』で「リアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10」の第1位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

263
フランス革命の時代にヨーロッパの小国で起きた容疑者が三つ子という歴史ミステリーの傑作ですね。まるで本場の海外ミステリーを読んでいるような雰囲気も堪能しましたし、科学捜査が不可能な時代背景でこれだけ緻密で複雑な論理展開のミステリが書けるのは著者の確かな実力があればこそだと思いましたね。二転三転のどんでん返しに誠に大満足でしたよ。メフィスト賞受賞作家でいろんなミステリーのジャンルに挑戦して書かれているとの事で私は本書が著者の初読みですので過去作を探してどんどん読んで行こうと思いますね。#NetGalleyJP2025/01/17

パトラッシュ

205
佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』と同じくフランス革命直前の欧州を舞台に、複雑な人間関係に支配された地方での愛憎劇が展開する。貴族の庶子である3兄弟を中心に起こる殺人事件において、領主は名誉にかけて犯人を見つけねばならない。探偵役である主席公偵の病を押しての推理で解決したかと思われたが、そこに革命の余波が襲いかかり一切がカオスに投げ込まれてしまう。歴史ミステリの醍醐味である歴史と謎の有機的なつながりが明らかになる結末は、鮮やかなドラマを堪能させてくれる。唯一、本当の意味での悪人が登場しなかったのは心残りだが。2025/02/27

ちょろこ

131
読み応えがあった一冊。フランス革命後のヨーロッパの小国で起きた殺人事件。容疑者は容姿そっくりな三つ子の兄弟。科学的な捜査法もまだない時代にどうやって三人の中から一人を特定するのか?できるのか?と読ませるミステリ。犯人解明までの過程はスピード感、秘められた過去の導入から増す複雑さといい良かった。そしてついに真相が判明したと思いきやそこからの更なる展開がうれしい。歴史背景を交え拡がり見せる三つ子を取り巻く事情、着地の読み応えに満足。終盤の伯爵の存在感、増す人間味も味わい深い。手記ならではの残される余韻も綺麗。2024/08/12

yukaring

100
時は中世ヨーロッパ。ある男が殺され目撃された容疑者はなんと三つ子?!当然、三兄弟は誰も自分が犯人だとは言わない。DNAも指紋鑑定もない時代に三人の中の誰が犯人かを論理のみで特定できるのか?中流貴族の次男クロによる手記形式の物語。彼の友人だった三兄弟の栄光と挫折、彼らが巻き込まれた不思議な殺人事件が語られるがとても雰囲気があり、この時代の濁流のような流れに翻弄される人々の悲哀がよく表現されている。次第に明らかになる犯行の背景と悲しい動機、ラストに待つ驚きの真相。とことんロジックを楽しめるミステリだった。2024/09/03

遥かなる想い

95
2025年このミス国内第5位。 フランス革命期の欧州の小国の物語である。 吟遊詩人殺人に纏わる物語だが、フランス革命直後の雰囲気が独特で新鮮である。 なぜ三つ子の父である吟遊詩人は殺されたのか?そして 本当の父親は誰なのか? 科学捜査ができない時代に 推理だけで 謎を解いていく首席公偵の登場は頼もしいのだが…終盤の二転三転する展開も好ましく なぜか懐かしい雰囲気満載のミステリーだった。 2025/01/29

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