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出版社内容情報
キャラクターデザインを手がけた永田狐子による渾身のコミカライズ!
薬売りの現るところ、モノノ怪の気配あり。
舞台はーー大奥
女たちの情念が渦巻く場所。
大奥とは、男子禁制の”女の園”であり、重要な官僚機関でもある特別な場所。この地に、新人女中のアサとカメが足を踏み入れる。キャリアアップを図る才色兼備のアサ、憧れの大奥に居場所を求めるカメ。正反対の二人は初日から、集団に染まるための”儀式”に参加させられる。少しずつ、彼女たちを覆っていく”何か”。そしてついに決定的な悲劇が起こってしまう――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高宮朱雀
9
一昨日封切られたばかりの劇場版のコミカライズ。 大奥を舞台に、そこに跋扈するモノノ怪・唐傘。屋敷の中に降る雨は、上を目指して競い合う女性達の涙か汗か、はたまた羊水の暗喩なのか…。最初からかなり生臭い感じだ。 時代的に男児の誕生が喜ばれ、女児が産まれたら政略の駒にされる事が予め決められていたような状況。自身の立場が正室でも側室でも、母親として到底納得出来るモノではなかった事が容易に推察される。そんな理不尽さも相俟り、相当な濃さの念が渦巻いていたんだろうな…。どう落とし前を付けるんだろうか?2024/07/28
だぐ
2
映画パンフレットで発売を知り購入。モノノ怪といえば和紙のテクスチャを使った鮮やかな背景だけどこの漫画は背景が白紙のシーンが多い。ここは大奥!てシーンではしっかり描かれているので逆に分かりやすくていいかもしれない。映画にも小説版にもない情報があることに驚いた。そうだったの!?2024/07/26