文化の脱走兵

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文化の脱走兵

  • 奈倉 有里【著】
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  • 講談社(2024/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065359662
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。
言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。

「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。

「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より)

紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による、最新エッセイ集。

【もくじ】
クルミ世界の住人
秋をかぞえる
渡り鳥のうた
動員
ほんとうはあのとき……
猫にゆだねる
悲しみのゆくえ
土のなか
道を訊かれる
つながっていく
雨をながめて
君の顔だけ思いだせない
こうして夏が過ぎた
巣穴の会話
かわいいおばあちゃん
年の暮れ、冬のあけぼの
猫背の翼
あの町への切符
柏崎の狸になる
あとがき 文化は脱走する

【装幀】
名久井直子

【装画】
さかたきよこ

内容説明

紫式部文学賞受賞作のロングセラー、『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による最新エッセイ集。「国でいちばんの脱走兵」になった百年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち―。あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。

目次

クルミ世界の住人
秋をかぞえる
渡り鳥のうた
動員
ほんとうはあのとき…
猫にゆだねる
悲しみのゆくえ
土のなか
道を訊かれる
つながっていく
雨をながめて
君の顔だけ思いだせない
こうして夏が過ぎた
巣穴の会話
かわいいおばあちゃん
年の暮れ、冬のあけぼの
猫背の翼
あの町への切符
柏崎の狸になる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

125
新作エッセイ。ロシア関係者としては時節柄戦争のことが多い。 エッセイもやはり良いなあ。 本が好きな人の顔、ていうのがあるんじゃないか、て、いいなあ。2024/10/15

アキ

102
「夕暮れに夜明けの歌を文学を探しにロシアに行く」が素晴らしかったので、エッセイを読んでみました。ロシアがウクライナに侵攻したのが2022年2月で、その年の6月「クルミ世界の住人」から今年の4月まで群像に連載されていた文章。著者の幼い頃から文学好きであったこと祖母の新潟での思い出、好きなロシアの詩、猫好きで鯨も好きな話など、穏やかで温かく、それでいて芯のある生き方をされている方だと感じました。文章も読みやすく、品があり、思いやりに満ちていました。そして柏崎に住むとは。とても真似できないストイックな方ですね。2024/08/18

fwhd8325

94
著者の生活が垣間見える点では共通なのでしょうが、エッセイの切り口は様々。著者はロシア文学の翻訳をされていて、随所にロシア文学が引用されています。その世界観に縁はないけれど、そういうものなんだと納得させてくれる魅力を感います。この感覚に近いものは、くぼたのぞみさんのエッセイがありました。原文と翻訳、そして現実という多面的な世界観ですが、騒がしくなく静かで落ち着いた時間を感じさせてくれます。2025/07/08

しいたけ

69
奈倉さんの本は、弟さんの逢坂冬馬との共著も含めて3冊目。姉弟でのトークショーに行ったことがあり、勝手に親近感を持っている。奈倉さんの文章は綺麗で穏やかで、平和への熱い思いがベースにあって、読むと背筋が伸びる感覚がある。奈倉さんのフィールドワークであるロシアのこと、ウクライナのこと。極々身近なこととして今も思い煩っておられることだろう。その思いに触れて想像する時間を持てたことに感謝する心持ちになった。2025/06/23

pohcho

64
ロシアに暮らす普通の人々は強制的な動員に怯え、困惑と苦悩の日々を送っている。権力者は愛国教育のためにあらゆるものを利用するが、本を読む力があれば政府の嘘や欺瞞に簡単に気づける「文学大学時代の友人に、この戦争に賛成している人など一人もいない」という言葉が力強かった。「巣穴の会話」もとても好き。匿名の顔が見えない場所でだけ交される本音の会話。ロシア人もウクライナ人もその他の国の人々も皆、誰も戦争なんて望んでいないんだよね。そして最後に柏崎の話が出てきて驚いた。今後の活動を楽しみにしている。2024/09/14

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