出版社内容情報
制御技術の未来を拓く、モデル予測制御(MPC)マスターへの第一歩!
MPCの理論的な背景と数理的なアプローチをわかりやすく解説し、実際のプログラミング例を多数掲載。
CasADiは最適制御を行うためのオープンソースソフトウェアとして、MPCにおいて大変すぐれたツールです。
CasADiのPython版サンプルコードを提供するので、実践しながら学べます!
【目次】
第1章 制御とは
1.1 制御の具体例
1.2 制御工学の基本概念
1.3 代表的な制御手法
1.4 補足事項
第2章 モデル予測制御(MPC)とは
2.1 MPCの直感的イメージ
2.2 MPCにおける有限ホライズン最適制御問題の定式化
2.3 MPCの特徴
2.4 補足事項
第3章 CasADi入門
3.1 導入
3.2 環境構築
3.3 シンボリックの基本
3.4 数理最適化
3.5 シンボリックの操作
3.6 関数オブジェクト
3.7 常微分方程式ソルバー
第4章 離散時間のモデル予測制御
4.1 生物個体数管理の制御問題
4.2 ロトカ・ヴォルテラのモデルの状態方程式
4.3 ロトカ・ヴォルテラのモデルの評価関数
4.4 MPCにおける最適化問題の定式化
4.5 MPC実装の流れ
4.6 MPC実装の詳細
第5章 連続時間のモデル予測制御
5.1 倒立振子モデル
5.2 倒立振子の評価関数
5.3 有限次元パラメータ近似
5.4 パラメータの設定
5.5 MPC実装の流れ
5.6 MPC実装の詳細
第6章 モデル予測制御の実装に向けて
6.1 時間離散化と最適化の順番
6.2 直接的アプローチによる連続時間最適制御問題の有限次元パラメータ近似
6.3 離散時間最適制御問題の構造と変数消去
6.4 オンライン最適化
第7章 CasADiにおける最適化ソルバーの比較
7.1 さまざまなソルバー
7.2 ソルバーの選定の必要性
7.3 QPソルバーの比較
7.4 NLPソルバーの比較
第8章 状態推定問題と移動ホライズン推定
8.1 導入
8.2 状態推定問題
8.3 移動ホライズン推定(MHE)とは
8.4 MHEによる状態推定の実装例
8.5 MHEを用いたMPC
第9章 より発展的な話題と将来の展望
付録A 最適化・数値計算の補足
付録B CasADi中級
内容説明
未来を変える制御技術。今日から実践だっ!!!!!モデル予測制御の基礎から実装までを、一冊でマスターできる。オープンソースソフトウェアCasADiの使い方がしっかり身につく。ソースコードをサポートサイトで提供しているので、すぐに実践できる。
目次
第1章 制御とは
第2章 モデル予測制御(MPC)とは
第3章 CasADi入門
第4章 離散時間のモデル予測制御
第5章 連続時間のモデル予測制御
第6章 モデル予測制御の実装に向けて
第7章 CasADiにおける最適化ソルバーの比較
第8章 状態推定問題と移動ホライズン推定
第9章 より発展的な話題と将来の展望
付録A 最適化・数値計算の補足
付録B CasADi中級
著者等紹介
深津卓弥[フカツタクヤ]
2016年京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻修士課程修了。現在、株式会社Proxima Technology代表取締役、兼リサーチャー/エンジニア
菱沼徹[ヒシヌマトオル]
2015年京都大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修士課程修了。現在、株式会社Proxima Technologyリサーチャー/エンジニア
荒牧大輔[アラマキダイスケ]
2019年大阪大学理学部数学科卒業。現在、株式会社Proxima Technologyリサーチャー/エンジニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。