出版社内容情報
妻の依頼は、浮気調査だった。
夫は、数多くのヒットソングを生み出した作詞家。
華やかな業界だが、彼自身は人づき合いをしない。
そのため彼に関する情報は少なかった。
豪邸に妻と息子と暮らし、敷地内には実姉の家もあった。
苦労の多かった子供時代、生活を支えた姉を大切にしていて、周辺では「姉が恋人」と噂されていた。
探偵による監視が始まった。浮気の兆候はない。
だが妻は、調査の続行を希望。
そして監視下に置かれた屋敷で、死体が発見される。
内容説明
妻からの依頼は、浮気調査だった。夫の大日向慎太郎は有名作詞家だが、人づき合いもせず、妻と息子と暮らしていた。敷地内には実姉の家もあり、周辺では「姉が恋人」と噂されていた。浮気の兆候が見えぬまま、調査は続き、探偵の監視下に置かれた大日向邸で、不審な死体が発見される。XXシリーズ第二作!
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
17
XXシリーズ第2弾。探偵事務所に有名作詞家の妻から夫の浮気調査が依頼が入り…。死についての問題、難しいよね…大日向姉弟のことも分かるし、小川さんと恵のそれぞれの意見も分かる。恵は高校生・大学生の頃に比べると本当に大人になったし冷静になった、それだけのことが色々あったと改めて。萌絵も少し登場、Xシリーズでの事件の話題もちらと。2024/07/25
bayashi
17
前作に引き続きテーマは明確に社会問題、このシリーズはこういう感じなんですね。自殺は悪いこと、と自分で考えてるならそれでよくて、考えてます?ってことだと解釈。社会や国レベルからみると良くない部分もあるんでしょうけど。本能ではありえない人間だからこそな行動で、それを尊重する道はあってよいはず。意識の弱った状態、錯乱した状態での消極的なそれはおいといて。切腹は確かに、本人のプライドや残される人たちへの影響とかのいわゆる面子を考えると良いシステムだったんだろうなと思った。2024/07/31
モルワイデ鮒
12
タイトルから大体わかってはいたが『こんな話、気が滅入りますよ。』考えなきゃいけないことなのか別にそんなことないのか今はまだ考えたくないってことで勘弁してもらえまいか。まいか?とかなんとか。これも危ねえな。だからミステリィを。2025/04/04
さかな
12
XXシリーズ2作目🍩尊厳死、、正解がなくて不安になりました。言葉にすることで真実から遠ざかるって苦しい。それでも伝えたいという気持ちが多くて挫折する毎日です。。2024/11/22
yuui
12
まずこの表紙みて! 美しずきやんか🥺 約3年前に単行本で読んだ時の感想みたけど、自分で書いた感想なんやけどチープすぎる 笑 恥ずかしすぎる感想やった😣 皆さんは自殺をどう思いますか? この作品に出てくる人が世の中には実際おる訳で、どっちが正しいんかなって! 結局は価値観の違いだけでどっちが正しいんかはないんかなと! 話は変わるけど人生はほんとガチャガチャやと思った、全部ではないけど2024/08/16
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