講談社文芸文庫<br> 妻の温泉

個数:
電子版価格
¥2,090
  • 電子版あり

講談社文芸文庫
妻の温泉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月19日 16時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065355312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

家業の理髪店で理髪師として出発し、石田波郷門下で句作の道へ。その後、横光利一に師事して小説を書き始め、55年に本書が直木賞候補作となる。選考会では小島政二郎から「ホンモノのリズムが打っている」と絶賛されるが、他の選考委員から「エッセイではないか」「自然すぎる」と批判され、落選。しかしその文章が放つ独特なユーモアと哀感が多くの読者を魅了しつづけ、「名文家」として根強いファンを持つ。「氏の筆の巧妙な幻術に引っかかって(中略)一々事実であると鵜呑みにしないよう」(山本健吉「跋」)ご用心のうえ、この「不世出の作家」が編み出す小説の醍醐味をご堪能あれ。

内容説明

理髪師で石田波郷門下の俳人。小説の師匠は横光利一。本書は河上徹太郎、白洲次郎・正子夫妻らと親交があった謎多き作家の直木賞候補作。「ホンモノのリズムが打っている」(小島政二郎選評)と絶賛されながら落選。「氏の筆の巧妙な幻術に引っかかって(中略)一々事実であると鵜呑みにしないよう」(山本健吉「跋」)ご用心のうえ“不世出の作家”の小説の醍醐味をご堪能あれ。

著者等紹介

石川桂郎[イシカワケイロウ]
1909・8・6~1975・11・6。俳人、作家、編集者。東京生まれ。東京・三田の実家で理髪師として働きながら句作を始める。1934年、杉田久女に入門、39年、石田波郷の『鶴』同人、48年、水原秋桜子の『馬酔木』同人となる。父の没後に継いだ理髪店を廃業ののち、さまざまな職を経て俳句研究社の『俳句研究』、角川書店の『俳句』の編集長を歴任、60年には神山杏雨主宰の俳句雑誌『風土』の編集長、64年に同誌主宰となる。作家としては42年、理髪師時代を元に描いた『剃刀日記』を刊行、54年、『妻の温泉』を刊行し、同作品が第32回直木賞候補となる。75年、食道がんのために逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirayama46

5
はじめての石川桂郎。いかにも本当のことを書いていそうな筆致でフィクションを織り交ぜる、幻惑的私小説……とはいえ、そもそも私小説というジャンルそのものが虚実のあわいをいくものな気もします。なので、あまり重々しく構えずに軽やかな文体を楽しむのが吉だと思われます。2025/03/25

小谷野敦

4
あまり知られていない俳人の小説・随筆の集成で、意義はあるが、解説の富岡幸一郎が不世出の作家みたいに大騒ぎしていて白ける。それに文藝文庫の価値の一つである年譜がついていないのは大いなる手抜きではないか2024/08/12

でろり~ん

3
そうですね。解説で言っているように、なんでこの作者がそんなに知られていないのはふしぎです。正直に嘘をつく、って感じなんでしょうか。凄くイイ一冊でした。けどね、講談社さん、文庫本一冊2000円は高すぎまっせ!2024/07/03

頭痛い子

2
川上未映子さんが旅のお供にコレと言って紹介していた本(Instaのストーリー)。価格が文庫なのに2000円近くするので、だいぶ躊躇ったんだけど、中身はめちゃくちゃ面白かった。なかなか文中に「◯◯であった。糞っ!」「〜塩梅なパッション」なんて書く文士、いないよねぇ。初めて会ったよ。表題の「妻の温泉」、最後のほうの花籠や蜉蝣も、めちゃくちゃくちゃ練られている文章で良かった。スラスラっと読めば、引っかかりはない、何気ない文章だとは思うのだけど。2024/10/29

isbm

1
★★★☆2024/09/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21938819
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品