出版社内容情報
【こんな人は必読!】
食べ物が飲み込みにくい!
リハビリ方法を知りたい!
管の挿入や胃ろうをすすめられた!
【食べる力を取り戻すためのQ&Aガイド】
「食事中によくむせる」「食べこぼしが多い」などの症状を「ああ、またか」と見過ごしていませんか?
これらは嚥下障害で起こりやすいサインです。
嚥下とは飲み込むことを指す言葉。
つまり口から胃にスーッと流れ込むはずの食物が途中で止まってしまったり、肺につながる気管のほうに入ってしまう誤嚥を引き起こしやすくなったりする状態が、嚥下障害です。
嚥下機能の低下は、窒息を起こしやすくするだけでなく、誤嚥性肺炎という、高齢者にもっとも多いタイプの肺炎を引き起こす原因にもなってしまいます。
口から安全に食べ続けるためには、食べる力の維持、あるいは回復させる取り組みが必要です。
本書では、嚥下障害の原因をはじめ、食べる力を回復するためのリハビリ法、回復がむずかしいときの選択など、Q&A形式で、疑問に応えます。
【本書の内容構成】
第1章 命にかかわる嚥下の問題
第2章 嚥下障害は治るのか
第3章 食べる力を高めよう
第4章 誤嚥せずに食べる工夫
第5章 十分に食べられなくなったら
内容説明
食べる力を取り戻すためのQ&Aガイド。うまく食べられなくなるのはなぜ?嚥下障害は治る?誤嚥性肺炎とほかの肺炎との違いは?家庭で嚥下食の用意はできる?誤嚥しにくい食べ方は?手術すれば食べられるようになる?
目次
1 命にかかわる嚥下の問題(なぜ「口から食べること」が重視されるのでしょう?;「嚥下」とは?「嚥下障害」とは? ほか)
2 嚥下障害は治るのか(嚥下障害は治るのでしょうか?;嚥下リハビリでは、どのようなことをおこないますか? ほか)
3 食べる力を高めよう(食べる力を高めるための基礎訓練とは?;口の動きを促すマッサージのしかたは? ほか)
4 誤嚥せずに食べる工夫(摂食訓練とは?どのように進めますか?;絶食が続いたあとでも食べられるようになりますか? ほか)
5 十分に食べられなくなったら(口から十分に食べられないとき、栄養補給の方法は?;管を入れたら、もう口からは食べられないのでしょうか? ほか)
著者等紹介
藤島一郎[フジシマイチロウ]
1953年東京都に生まれる。東京大学農学部にて森林植物学を学んだのち浜松医科大学医学部へ進学。1982年同大を卒業。脳神経外科で研鑽を重ねる。その後、東京大学でリハビリテーションを勉強し、聖隷三方原病院リハビリテーションセンター長などを経て、浜松市リハビリテーション病院病院長、2023年4月より同病院特別顧問。日本脳神経外科学会専門医、日本リハビリテーション医学会専門医・指導医。日本臨床倫理学会理事:上級臨床倫理アドバイザー、日本嚥下医学会顧問。摂食嚥下障害リハビリテーションの第一人者として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。