出版社内容情報
歌舞伎町にある「エスペシア」。そのドアを叩くのはホスト目当ての客ではなく、「心残りのない最期」を願う人々だ。夜の街で伝説となった水無月優斗と先輩である真嶋翔のコンビが依頼人に届けるのは、サプライズに満ちたお見送り!
一話 不謹慎な終活屋
二話 父と息子のペアリング
三話 あくまでも魔法的
四話 シュレディンガーのブラックボックス
五話 幽霊は消えない
六話 チャラい終活屋
内容説明
ようこそ、終活屋エスペシアへ!歌舞伎町のホストクラブ、アマルガの元No.1ホスト水無月優斗とNo.2の真嶋翔が二人ではじめた終活屋には、死期を自覚した依頼人が今日もやってくる。心残りを取り除き満足して旅立てるように、二人はいつも依頼人の想像の斜め上の終活を提案する。
著者等紹介
柾木政宗[マサキマサムネ]
1981年、埼玉県川越市生まれ。ワセダミステリクラブ出身。2017年『NO推理、NO探偵?』で「メフィスト」座談会を侃々諤々たる議論の渦に叩き込み、第53回メフィスト賞を受賞しデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
133
設定が面白そうだったので、読みました。柾木 政宗、初読です。どうせなら、もっとぶっ飛んだ内容か感動が欲しかった。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003874582024/06/22
いなばさくら
21
連作短編風ミステリ。立て続けに2冊目となる作家さん。タイトルからも察することができるように、殺人事件ではない死が何件も出てくるので、一部にお涙発生の恐れあり。そんなに感動巨編とかではないけど、公共の場で読むことはお勧めしません。若い男性二人が死にまつわる変わったお仕事に就いてる点は降田天さんの「さんず」と近いですが、あっちより推理色は薄め。読みやすくて今のところハズレがないので、よりミステリっぽい作品を選んで読んでみよう。2024/09/18
ムーミンママ
5
連編短編集。元ホストの水無月と貴嶋が始めた終活屋。こんなに優しい人に見守ってもらえると安心だろう。こんな終わり?いやいや。。ダメだよ泣2025/03/28
おーね
4
なかなかキャッチーな題名で、手に取りました。終活に正解はないけれど、選べるのならやってみたいかな?2024/06/18
瀬々
3
終活屋をやっている元ホストの2人が、様々な人の終活を手伝っていく一冊。このテーマで書くなら、ラストはもっと掘り下げてもよかったんじゃないかなと思います。惜しさを感じる読後感です。2024/08/12
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- 和書
- わが殿 〈上〉