- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 アフタヌーンKC
出版社内容情報
フィギュアスケート全日本ノービス大会で結果を残せなかったいのりと司。4回転サルコウ含む高難度のジャンプ、さらにステップシークエンスで最高得点を獲得しても表彰台に届かなかったいのりはジュニアクラスに昇格するが、懸命な滑走と成長速度が評価され強化選手に選ばれる! いのりと司は今度こそ必勝を誓い、ジュニアクラスでも更なる成長を誓う!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
16
身長が伸びるのは普通なら喜ぶことなのに、それが足枷になることもあるフィギュアスケートって、本当に大変だなぁ。女子だと更に、生理の問題とかも絡んできそう。身体冷やさないかとか。コーチとして出来る事って、人それぞれ得意不得意があるから難しそう。司コーチ、せっかく持ってる能力ならどんどん使えばいいのに。それが武器になるんだから。むしろ少しの遠慮が命取りになりそう。2024/04/22
JACK
11
☆ 中学1年生の結束いのりが司コーチとともにフィギュアスケートで金メダルを目指す熱い物語。スケートを初めて2年のいのりは背が伸びて身体が大きくなった事で今まで跳べたジャンプが上手く行かなくなり、苦悩するのだった。負けて半年経つのにライバルに会うと悔しくて泣く勝利への強い想いには圧倒されます。コーチが選手をどう指導するか、子供が大人をどう見ているかなど、子育ての勉強にもなります。「自分が望んだ場所で最強の存在になれないなら生きる意味なんてない」の台詞にはゾクゾクさせられます。熱い、熱すぎる。アニメにも期待。2024/03/29
ほたる
7
尋常じゃなく面白かった前巻に続き今巻もその勢いはそのまま。徐々に険しくなってきた道に司といのりはどう挑んでいくのか。光のいのりを焚き付ける言葉もまたグッと心を掴まれる。氷上の真剣さが鋭くなりシリアスながらも、弟子二人の師匠への愛も変わらず面白い。2024/03/24
ぐっちー
5
いのりちゃん、強化合宿初参加!選手たちの練習も興味深いが、コーチ陣の情報交換(飲み会)が面白い。女子選手の場合、成長期で跳べなくなるという呪いが浸透しすぎてて、少し調子を落とすと、体重の事とかすぐ、言われてしまう。それを解呪をして長く長く選手たちが滑ってくれるのを、ファンは切に切に願ってやまないのです。2024/04/02
笠
4
4 新刊読了。ジュニア編、いきなり海外遠征。老化ならともかく、成長とともにできたことができなくなっていくのって、本当にフィギュアスケート特有の問題だよな。他の競技ではほぼ見られない特殊な現象だと思う。いのりはジュニアになって今まで以上に勝利への渇望や執着を見せるようになってきた気がする。悔しがれるのも一つの権利というか、勝てると思ってたからこそ悔しいというのは本当にその通りだよな。そこまで至れなかった者にとっては悔しがれないことが悔しい、みたいな気持ちもわかる。2024/04/11