星海社FICTIONS
永劫館超連続殺人事件―魔女はXと死ぬことにした

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065351437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『館』x『密室』x『タイムループ』の三重奏(トリプル)本格ミステリ。

「私の目を、最後まで見つめていて」
そう告げた『道連れの魔女』リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。
母の危篤を知った没落貴族ブラッドベリ家の長男・ヒースクリフは、3年ぶりに生家・永劫館(えいごうかん)に急ぎ帰るが母の死に目には会えず、葬儀と遺言状の公開を取り仕切ることとなった。
葬儀の参加者は11名。ヒースクリフ、最愛の妹、叔父、従兄弟、執事長、料理人、メイド、牧師、母の親友、名探偵、そして魔女。
大嵐により陸の孤島(クローズド・サークル)と化した永劫館で起こる、最愛の妹の密室殺人と魔女の連続殺人。そして魔女の『死に戻り』で繰り返されるこの超連続殺人事件の謎と真犯人を、ヒースクリフは解き明かすことができるのかーー
『館』x『密室』x『タイムループ』の三重奏(トリプル)本格ミステリ。

内容説明

「私の目を、最後まで見つめていて」そう告げた“道連れの魔女”リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。母の危篤を知った没落貴族ブラッドベリ家の長男・ヒースクリフは、3年ぶりに生家“永劫館”に急ぎ帰るが母の死に目には会えず、葬儀と遺言状の公開を取り仕切ることとなった。葬儀の参加者は11名。ヒースクリフ、最愛の妹、叔父、従兄弟、執事長、料理人、メイド、牧師、母の親友、名探偵、そして魔女。大嵐により陸の孤島と化した永劫館で起こる、最愛の妹の密室殺人と魔女の連続殺人。そして魔女の“死に戻り”で繰り返されるこの超連続殺人事件の謎と真犯人を、ヒースクリフは解き明かすことができるのか―「館」×「密室」×「タイムループ」の三重奏本格ミステリ。

著者等紹介

南海遊[ミナミアソヴ]
小説家。星海社FICTIONS新人賞受賞作『傭兵と小説家』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えにくす

100
全てを覆す一冊。母親の葬儀の為に、故郷の村の館へ帰って来た主人公。集まっていたのは盲目の妹に叔父に従兄弟、不気味な探偵に館の使用人たち。そして突然現れた謎の少女。その晩、妹が密室で首を切断されて殺された。次いで第二の惨劇が。魔女と言われる謎の少女が、亡くなってから24時間前に戻る特殊設定。最初はそんな設定が楽しめるか不安だったが、たちまち先が気になり読む手が止まらず、杞憂に終わった。恐るべき連続殺人の犯人は?主人公の驚愕の正体とは?そして遺言状に隠された秘密とは?タイムリープミステリーの傑作だ。★4.32024/06/30

yukaring

90
‘’’死に戻る‘’呪いをかけられた魔女と共に殺人事件の謎を解き明かすタイムループミステリ。嵐の永劫館で起こる残虐で不可解な殺人。殺される運命にある妹を救うべく魔女とタイムループを繰り返すヒースクリフ。タイムループで戻るのは魔女が死んだ時点から24時間前。永劫館で起こった過去の事件を調査する探偵や母の親友だという女性、牧師や身内や使用人など母親の葬儀に集まった11名のうち果たして誰が犯人なのか?タイムループによって見えてくる隠された真相。既成概念を覆すような真実や巧妙な仕掛けの連打にはすっかり脱帽だった。2024/05/05

雪紫

69
「はぅ~。ふわぁ〜。」(読了時)。母の死に目に会えなかったヒースが目覚めた時、女がそこにいた。時間が巻き戻った?何故なら殺された最愛の妹が生きて現れたのだから。ランペルージ兄妹をモチーフに、ループミステリを描くとこうなる。初読で真相だけでなく(いや、超連続ってそういう意味!?)合間のあれ伏線だったの!?に驚くんだけど、あとがきに従うと本当に「全く異なる物語が見えてくる」から変な声出る!二度読み必須!あれやこれまで伏線だったの!?いや、凄い物読みました。さわやかな読了感と濃い探偵楽しみたいなら更におすすめ。2024/05/14

aquamarine

63
館、密室、クロサー。それだけでワクワクするのに、それに「タイムリープ」が絡む。魔女?死に戻り?タイムループの条件は?…なんて魅力的な特殊設定ミステリだろう。息を詰めるようにして注意深く読み進めていたはずなのに、突然やってきた?マークと怒涛の展開。伏線だろうと思いながらも嵌める場所が見つからず、頭の隅に残しておいたあれやこれやが濁流となって解決パートに流れ込んできて、ただただ圧倒された。題名はもちろん読後感まで完璧。本を閉じた時に見えたイラストも読後は想像以上に美しい。出会えてよかった一冊。大好き。2024/06/17

koma-inu

53
タイムリープミステリの傑作!「目を見た人を道連れ」で「死に戻り」出来る魔女と主人公が密室殺人に挑む。解決編のWHYとHOWロジックが圧巻の圧巻。特に、「死に戻り」世界のルールが巧妙。319ページの図解と説明は、一瞬意味分かりませんでしたが、よく読んで理解すると、深い仕掛けにゾクゾクしちゃいました🥶。エピローグも素敵、タイトルとイラストもなるほどな・・完全に心持っていかれました。西澤さんや白井さんにも類似の名作ありますが、本作も負けてません。心地よく騙される、良作。2024/06/02

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