出版社内容情報
【本書の内容】
我が国では文化財保護の観点から建築物や町並みの保存が市町村単位で行われているが、その中でも特に価値の高いものについて、文化庁が「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」として国内で現在127カ所を選定している。そのいずれもいわゆる「古い町並み」として親しまれている場所で、その中には川越の『蔵造りの町並み』、岐阜の『白川郷』、金沢の『ひがし茶屋街』、岡山の『倉敷美観地区』など全国規模で有名な観光地も多数含まれている。
しかしながら、観光スポットとしての知名度とは裏腹に、そこが「重伝建」であることやそもそも重伝建そのものがほとんど知られていない現実がある。本書は、気軽に古い町並みに興味・関心を持つ人たちだけでなく、これまで以上に旧時代感&地方感を体験したいと願う中高年を対象に、重伝建への認知と現地へ足を運ぶ動機付けを目的とした簡易なガイドブックを目指すものとする。
内容説明
地域産業の発展や日本の近代化に貢献した歴史ある「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」127地区を網羅。昨今失われつつある古の街並みを訪ねて。
目次
北海道・東北
関東
北陸
中部
近畿
中国
四国
九州・沖縄
著者等紹介
町井成史[マチイナルフミ]
1982年愛知県生まれ。写真家。本業であるエンジニアの傍ら、夜景撮影と町歩きで全国をめぐり、2013年に夜景情報サイト「使い道のない風景」、2014年にブログ「レトロな風景を訪ねて」を開設。夜景はこれまでに国内外1000カ所を超える撮影地を訪問。町歩きは近年、古い町並みや老舗旅館の魅力を発信すべく各地を訪ねている。長年対照的な被写体を撮り続けるなか、2023年に両者をかけ合わせた同人写真集『Nostalgic Nightview』を刊行。テレビ番組や書籍、Web媒体への画像提供実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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