講談社現代新書<br> 日本語の秘密

個数:
電子版価格
¥935
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社現代新書
日本語の秘密

  • 川原 繁人【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2024/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月29日 01時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065350553
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0281

出版社内容情報

気鋭の言語学者が「ことばの達人」に出会ったら――。思わず誰かに話したくなる、日本語の魅力とことばの楽しみ方が満載の対談集!

【本書の主な内容】
●「あかさたな」は美しすぎて怖い!
●SNSでことばの事故を起こさない方法
●すぐに始められる「韻の楽しみ方」
●「3人の学生」と「学生3人」はどう違う?
●L音とR音は聞き分けられなくていい
●発声で感情を伝えるテクニック
●日本語は「音の大食い」!?
●ことばは親があげられる最高のプレゼント
●声は一番手っ取り早い「遊び道具」
●文字に頼らないコミュニケーション術

【目次】
第1章 言語学から見える短歌の景色 俵万智
言語学者に作品を分析されるとは!?/頭韻の効果/連濁の不思議/句またがりという技法/日本語の美しさとは/視覚的になりすぎた日本語/制約は創造の母/言葉と幼児教育/子供たちの言葉が空洞化している/言葉は親が与えられる最高のプレゼント ほか

第2章 日本語ラップと言葉の芸術 Mummy-D
言語学者とラッパーの出会い/日本語ラップにおける子音の役割/音節を使って母音を圧縮する技術/俵万智とMummy-Dの意外な共通点/ラップとアクセントの関係/ラップのメッセージ性/ラップは言語芸術か/教育現場にも有効なラップ ほか

第3章 人間にとって「声」とは何か 山寺宏一
ドナルドダックから銭形警部まで/「声で遊ぶ」大切さ/エヴァンゲリオンでの「間」の取り方/声優の「ガンダム理論」/吹き替え映画のタイミングをどう合わせるか/声優からみた日本語と英語の違い/ドナルドの声はどうやって辿り着いたか/音声表現とAIの関係 ほか

第4章 言語学の現在地 川添愛
言語学の分野はこんなにある/チョムスキーの「普遍文法」/言語学研究の面白さとは/現実にも使える音声学の知識/言葉の意味の多層性:論理的な意味と論理的でない意味/AIは人間の代わりになり得うるのか/正しい日本語なんてない/知れば知るほどわからなくなる ほか

内容説明

言語学者、ことばの達人に会いにいく。日本語の魅力を知り、ことばを楽しむための心得。

目次

第1章 言語学から見える短歌の景色 俵万智(出会いのきっかけ;言語学者に作品を分析されるとは!? ほか)
第2章 日本語ラップと言葉の芸術 Mummy‐D(言語学者とラッパーの出会い;日本語は音符を「食って」しまう ほか)
第3章 人間にとって「声」とは何か 山寺宏一(ドナルドダックから銭形警部まで;声優・山寺宏一の声を音声学的に「解剖」してみる ほか)
第4章 言語学の現在地 川添愛(アカデミックな世界の「中」と「外」;言語学の分野はこんなにある ほか)

著者等紹介

川原繁人[カワハラシゲト]
1980年、東京都生まれ。慶應義塾大学言語文化研究所教授。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、マサチューセッツ大学大学院にて博士号(言語学)取得。ジョージア大学助教授、ラトガーズ大学助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九曜紋

9
歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛各氏との対論集。いま言語学ブームだという。特に日本語に関するものが多いように思う。その理由を著者は幾つか挙げているが、人口の急激な減少と安全保障環境の悪化を受けて、日本という国は存続できるのか、日本語はこの先も存在し続けるのかという危機感が裏にあるのでは?と考えるのは穿ち過ぎか。内容は音韻学が主となっており、やや専門的。著者は方言の大切さを強調する。確かに啄木が詠んだように「故郷の訛り懐かし」という感性は大事にすべきものだとは思う。2024/02/24

tolucky1962

6
爽やかなS。躍動感K。濁音はネガティブ。五七五は音節・語尾で柔軟に扱う。Christmasは2音、クリスマスは5。読みを使い分ける。言葉より問題は感情バリエーションがないこと。言葉は親が与える最高のプレゼント。人は意味以上に自己表現を言葉に載せたい。声・表情を使えないネット言葉は高度技術が必要。文字だけでは伝わらない意味を自覚しよう。感情を伝えるにはまだAIは難しい。SNSで言葉のすれ違いによる不毛な論争が増えている。2024/03/09

おはぎ

6
非常に楽しみにしていた本で、発売日に書店へ。私はある程度言語学に触れている人間なのだけれど、そうでなくとも言語学面白い!もっと知りたい!となってしまうことだろう。何よりも対談ラインナップが魅力的すぎる。特に日本語ラップについてはあまり知らなかったが、本作の影響で気になる存在になった。川原先生のスタンスはとても信頼できる。2024/02/24

於千代

3
歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛との対談本。それぞれ言語のプロフェッショナルとの対談は言語の様々な側面から行われ、非常に興味深い。俵万智の「言葉のインフレ」という表現はとても面白い。こうして素人が感想を表現できるのもインフレの結果だろう。その分、自覚的に言葉を使わないといけないと思わされた。Mummy-D、山寺宏一との対談ではそれぞれの言葉に対するスタンスが見て取れ、また川添愛との対談ではアカデミアにいる著者と在野の川添との立場の違いが見え、興味深かった。2024/02/27

K.C.

2
非常に面白かったし、登場するのが、 #mummyd さん #川添愛 さんとなれば読まずにはいられない。言葉は生きているし、日々変化している。音もそうだし、書き言葉も。それに対応していくことが大事。正しい日本語はないと。 2024/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21804227
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。