講談社現代新書<br> 日本語の秘密

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講談社現代新書
日本語の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065350553
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0281

出版社内容情報

気鋭の言語学者が「ことばの達人」に出会ったら――。思わず誰かに話したくなる、日本語の魅力とことばの楽しみ方が満載の対談集!

【本書の主な内容】
●「あかさたな」は美しすぎて怖い!
●SNSでことばの事故を起こさない方法
●すぐに始められる「韻の楽しみ方」
●「3人の学生」と「学生3人」はどう違う?
●L音とR音は聞き分けられなくていい
●発声で感情を伝えるテクニック
●日本語は「音の大食い」!?
●ことばは親があげられる最高のプレゼント
●声は一番手っ取り早い「遊び道具」
●文字に頼らないコミュニケーション術

【目次】
第1章 言語学から見える短歌の景色 俵万智
言語学者に作品を分析されるとは!?/頭韻の効果/連濁の不思議/句またがりという技法/日本語の美しさとは/視覚的になりすぎた日本語/制約は創造の母/言葉と幼児教育/子供たちの言葉が空洞化している/言葉は親が与えられる最高のプレゼント ほか

第2章 日本語ラップと言葉の芸術 Mummy-D
言語学者とラッパーの出会い/日本語ラップにおける子音の役割/音節を使って母音を圧縮する技術/俵万智とMummy-Dの意外な共通点/ラップとアクセントの関係/ラップのメッセージ性/ラップは言語芸術か/教育現場にも有効なラップ ほか

第3章 人間にとって「声」とは何か 山寺宏一
ドナルドダックから銭形警部まで/「声で遊ぶ」大切さ/エヴァンゲリオンでの「間」の取り方/声優の「ガンダム理論」/吹き替え映画のタイミングをどう合わせるか/声優からみた日本語と英語の違い/ドナルドの声はどうやって辿り着いたか/音声表現とAIの関係 ほか

第4章 言語学の現在地 川添愛
言語学の分野はこんなにある/チョムスキーの「普遍文法」/言語学研究の面白さとは/現実にも使える音声学の知識/言葉の意味の多層性:論理的な意味と論理的でない意味/AIは人間の代わりになり得うるのか/正しい日本語なんてない/知れば知るほどわからなくなる ほか

内容説明

言語学者、ことばの達人に会いにいく。日本語の魅力を知り、ことばを楽しむための心得。

目次

第1章 言語学から見える短歌の景色 俵万智(出会いのきっかけ;言語学者に作品を分析されるとは!? ほか)
第2章 日本語ラップと言葉の芸術 Mummy‐D(言語学者とラッパーの出会い;日本語は音符を「食って」しまう ほか)
第3章 人間にとって「声」とは何か 山寺宏一(ドナルドダックから銭形警部まで;声優・山寺宏一の声を音声学的に「解剖」してみる ほか)
第4章 言語学の現在地 川添愛(アカデミックな世界の「中」と「外」;言語学の分野はこんなにある ほか)

著者等紹介

川原繁人[カワハラシゲト]
1980年、東京都生まれ。慶應義塾大学言語文化研究所教授。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、マサチューセッツ大学大学院にて博士号(言語学)取得。ジョージア大学助教授、ラトガーズ大学助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ホークス

36
2024年刊。言語学者が歌人やラッパー等4名と対談し考察する。ちょっと難しめ。以下私用メモ。①言語における音やリズムはカチッとした固体の様なものではなく、雲の様なゆらぎをもった存在である。②著者は制約を「創造の母」だと前向きに捉える。問題は、制約(知恵の蓄積)を尊ぶあまり修正・再構築を忌避する事、過去に依存してしまう事だと思う。③ラップが日本語の新しい可能性を開く。例えば2音節の「あい」を1音節(英語的ai)に圧縮する事でリズムの密度を高められる。④AIの困難は、人間の心の解明がまだまだ先である事。2025/02/02

hnzwd

18
言語学者の川原先生が歌人、声優、ラッパー、気鋭の言語学者、という4人と行った対談集。音方面からアプローチしている先生なので、字余りだけど声に出すと字余りじゃない、とか日本語にも子音のみの発音がある、とか着眼点が楽しい。山ちゃんとの話は興味深いものながら、山ちゃんが変なだけって結論なのか。。サラッと深いって満足感高いな。2024/08/03

びっぐすとん

17
図書館本。言語学者と言葉を操ることを職業とする人の対談。歌人、声優、ラッパー、どの職業の人も普段の仕事の中で気づくことへの洞察がなるほどと思わされた。最近話題の声優のAI化とか、AIそのものの今後の行方も気になる。日本語の性質だけでなく、言語そのものの傾向などはきっとヒトがまだたった1つの言語しか話してなかった頃からのものなのかな?とちょっと大昔にまでイメージが膨らんだ。チョムスキーの著作、読んでみたい。2024/12/30

むた

14
言語学者の川原先生とことばの達人4人との対談集。歌人、ラッパー、声優といったいわば言葉を操るプロたちは必ずしも言語学的な理論を理解しているわけではない。にもかかわらず経験や体感から言語学者が驚くほど理にかなった言葉の使い方をしているのがすごい。高い音は体の小さな動物が出す音。だから赤ちゃんに話しかけるときに高い声になるのは、私は体が小さくあなたにとって安全ですよ、ということを伝えている、とか聞いたらほぇー!って興奮してしまうのは私です。2024/09/01

九曜紋

10
歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛各氏との対論集。いま言語学ブームだという。特に日本語に関するものが多いように思う。その理由を著者は幾つか挙げているが、人口の急激な減少と安全保障環境の悪化を受けて、日本という国は存続できるのか、日本語はこの先も存在し続けるのかという危機感が裏にあるのでは?と考えるのは穿ち過ぎか。内容は音韻学が主となっており、やや専門的。著者は方言の大切さを強調する。確かに啄木が詠んだように「故郷の訛り懐かし」という感性は大事にすべきものだとは思う。2024/02/24

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