講談社文芸文庫<br> わたしの本はすぐに終る―吉本隆明詩集

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講談社文芸文庫
わたしの本はすぐに終る―吉本隆明詩集

  • 吉本 隆明【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065348826
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0192

出版社内容情報

戦後思想界の巨人・吉本隆明の本質は詩人だった。
吉本はまず私家版の詩集『固有時との対話』(1952年)、同じく私家版詩集『転位のための十篇』(1953年)で、まず詩人として歩みはじめる。その後、武井昭夫との共著『文学者の戦争責任』(1956年)に収められる戦前の左翼文学者の「転向」問題を扱う評論を発表しはじめることで、文壇や論壇でも知られるようになっていく。
その後も吉本隆明は文芸評論家や思想家としての仕事と並行して詩の創作をつづけ、抒情、論理、抽象、追憶、喜怒哀楽…読むものを惹きつけてやまぬ、まさに豊穣というほかない世界を作り上げたのだった。
本書は、著者自撰の『吉本隆明全集撰 1 全詩撰』(1986年)の後半部分(前半は文芸文庫既刊『吉本隆明初期詩集』に収録)を占める「定本詩集4」「定本詩集5」「新詩集」「新詩集以後」という1950年代半ばから80年代まで書き継がれた詩作群、70年代~80年代の雑誌連載をもとにした『記号の森の伝説歌』『言葉からの触手』という2冊の著作、90年代に雑誌掲載された「十七歳」と「わたしの本はすぐに終る」という2篇の詩で構成される。
講談社文芸文庫既刊の『吉本隆明初期詩集』と併せ、吉本隆明による詩の世界を集大成するものとなっている。

内容説明

吉本隆明がつねに第一に考えていたのは詩作であった。本書は『転位のための十篇』より後、一九五〇年代前半から八〇年代半ばまで書かれてきた作品から著者が自ら選んだ六十五篇、単行本として刊行された詩集『記号の森の伝説歌』『言葉からの触手』の全篇、九〇年代、雑誌発表された二篇「十七歳」「わたしの本はすぐに終る」を収録。言語表現の拡張をめざしつづけた詩人の集大成。

目次

1 定本詩集(4、5)/新詩集(ぼくが罪を忘れないうちに;涙が涸れる ほか)
2 新詩集以後(太陽と死とは;詩人論 ほか)
3 記号の森の伝説歌(舟歌;戯歌 ほか)
4 言葉からの触手(気づき 概念 生命;筆記 凝視 病態 ほか)
5 十七歳/わたしの本はすぐに終る(十七歳;わたしの本はすぐに終る)

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924・11・25~2012・3・16。詩人、批評家。東京生まれ。東京工業大学卒業。1950年代、私家版の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』で詩人として出発するかたわら、戦争体験の意味を自らに問い詰め文学者の戦争責任論・転向論を世に問う。60年安保闘争を経て61年、雑誌「試行」を創刊。詩作、政治論、文芸評論、独自の表現論等、精力的に執筆活動を展開し「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。80年代からは、消費社会・高度資本主義の分析を手がけた。主な著書に『夏目漱石を読む』(小林秀雄賞)、『吉本隆明全詩集』(藤村記念歴程賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フリウリ

5
2024年が生誕100年で、岩波文庫と講談社文芸文庫で詩集が出た吉本隆明。講談社文芸文庫では「初期詩集」が発行済みで、本書は、①定本詩集・新詩集(1968?)から約150ページ、②新詩集以降(1975?)から120ページ、③80年代以降の「記号の森の伝説歌」「言葉からの触手」などから約200ページ、収載されています。本書の特徴は、後期詩篇がたっぷり収載されていることですが、①②は吉本さん自選の「吉本隆明全詩撰」(大和書房)と同じで国会図書館デジタルで読めることもあり…、税込3190円が悩ましすぎる! 82025/02/04

チェアー

5
ほとんどの詩はまったくわからない。 だが、彼の書かざるを得なかったという心のうずきは感じることができる。イメージや言葉が心の中からわき起こってきて、いろんな言葉を試しに使ってみるのだが、これも違う、あれも違うと書きつけながら次々と礫のように言葉を投げつけていくような。それが彼にとっての詩ではないだろうか。 2024/05/25

omoide_dokusyo

1
まずサイトで総ページ数が300ページとあるが実際は600ページ近くある。『言葉からの触手』と『記号の森の伝説歌』を合本、さらに詩編を含ませた。増補版の合本と思えば多少お安く感じるのでは?笑 彼の考察などは上に挙げた単行本や同じ文芸文庫の『初期詩集』での読書メーター諸氏の感想に委ねたいです。自分は彼の生きた戦後、安保闘争などの空気を知らない世代ですし、詩における比喩を読み解く自信もありません。戦後詩人でも明らかに難解な彼の詩にはむしろ、だからこそ思想家としての面目躍如なきらいがあるのかもしれません。2024/06/14

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