講談社現代新書<br> 心の病気はどう治す?

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講談社現代新書
心の病気はどう治す?

  • 佐藤 光展【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065346914
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「はじめに」より
本書は、精神医療界のオールスターチームによるメンタルヘルス向上のためのガイドブックです。回復に役立つ知識から社会的課題を解消するヒントまで、ありったけの情報を盛り込みました。
 個々に主役を張れるほど著名な精神科医たちに、ウルトラ兄弟のように大集結してもらったのには理由があります。薬にばかり頼って来た精神医療が袋小路に入り込み、史上最大級のピンチに直面しているからです。このままでは患者が益々追い込まれてしまいます。(中略)
 各章に登場する精神科医たちは、20世紀から続いてきた薬物療法偏重という生物学的精神医学の激流の中で、時に大波にのまれながらも踏み止まり、患者の「こころ」と向き合い続けた人たちです。葛藤の中で見出された精神療法などの叡知を、生きづらい自分や劣化する社会を変えるために共有し、「みんな」のものにしたい。それが本書の狙いです。

第1章 依存症「ヒトは生きるために依存する」
松本俊彦さん(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長)

第2章 発達障害「精神疾患の見方が根底から変わる」
原田剛志さん(パークサイドこころの発達クリニック院長)

第3章 統合失調症「開かれた対話の劇的効果」
斎藤 環さん(筑波大学医学医療系社会精神保健学教授)

第4章 うつ病・不安症 「砂粒を真珠に変える力」
大野 裕さん(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター顧問)

第5章 ひきこもり「病的から新たなライフスタイルへ」
加藤隆弘さん(九州大学大学院医学研究院精神病態医学准教授)

第6章 自殺「なぜ自ら死を選ぶのか」
張賢徳さん(日本自殺予防学会理事長/六番町メンタルクリニック院長)

第7章 入院医療「新時代を切り拓く民間病院」
堀川公平さん(のぞえ総合心療病院理事長・院長)
渡邉博幸さん(千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授)


成瀬暢也さん(埼玉県立精神医療センター副病院長/埼玉医科大学病院臨床中毒科客員教授)
秋山剛さん(世界精神保健連盟理事長)
高木俊介さん(たかぎクリニック院長/オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表)
アーロン・ベックさん(認知行動療法の創始者)
田邉友也さん(訪問看護ステーションいしずえ代表)
樋口輝彦さん(国立精神・神経医療研究センター名誉理事長/日本うつ病センター名誉理事長)
野村総一郎さん(六番町メンタルクリニック名誉院長)
和気隆三さん(新生会病院名誉院長)

内容説明

あきらめるのはまだ早い!名医に聞いた希望のガイドブック。日本の精神医療のオールスターが集結!心の不調を感じた時に最初に読む本。

目次

第1章 依存症「ヒトは生きるために依存する」―松本俊彦さん(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長)
第2章 発達障害「精神疾患の見方が根底から変わる」―原田剛志さん(パークサイドこころの発達クリニック院長)
第3章 統合失調症「開かれた対話の劇的効果」―斎藤環さん(筑波大学医学医療系社会精神保健学教授)
第4章 うつ病・不安症「砂粒を真珠に変える力」―大野裕さん(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター顧問)
第5章 ひきこもり「病的から新たなライフスタイルへ」―加藤隆弘さん(九州大学大学院医学研究院精神病態医学准教授)
第6章 自殺「なぜ自ら死を選ぶのか」―張賢徳さん(日本自殺予防学会理事長/六番町メンタルクリニック院長)
第7章 入院医療「新時代を切り拓く民間病院」―堀川公平さん(のぞえ総合心療病院理事長・院長) 渡邉博幸さん(千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授)

著者等紹介

佐藤光展[サトウミツノブ]
医療ジャーナリスト、OUTBACKプロジェクト共同代表(OUTBACKアクターズスクール副校長)、KP神奈川精神医療人権センター顧問。神戸新聞社会部で阪神・淡路大震災(1995年)や神戸連続児童殺傷事件(1997年)を取材。被災地で精神科医の中井久夫さんと出会い精神医療の取材を始める。2000年に読売新聞東京本社に移り、2003年から15年間医療部に在籍。看板連載「医療ルネサンス」の執筆や、数々のスクープで「医療の読売」を支える。2018年に独立。OUTBACKアクターズスクールの活動で2022年度こころのバリアフリー賞を受賞。著書は、新潮ドキュメント賞最終候補作『精神医療ダークサイド』(講談社現代新書)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ノンケ女医長

23
少しだけ期待して読んだけれど、収穫は、ほぼなかった。従来から、各方面で批判されているような内容と、あまり変わらない。著者の意向に沿う形で、インタビューがなされ、文章が構成されたという印象を受けた。そりゃ、現場にいない人は、好きなことを好きなだけ言って、批判することができる。それは、診断や治療の責任を取る立場にはないから。精神科医療のごくごく一部分しか捉えていないし、いったい誰のための作品なのか、私にはわからなかった。安全地帯から意見を述べる理由は、何なのだろう。2024/04/25

T

16
個性派精神科医のオムニバス形式なんだと早合点。実際は医療記者の著者が活躍している精神科医の著作やインタビューをもとに、画期的な治療法や医療福祉施設経営について紹介する本でした。松本先生の章はほとんど『誰がために医師はいる』の要約みたいでガッカリ。著者の煽り気味の文章が好みでなく、著者の考えなのか医師の考えなのかわかりづらい箇所もあり、オムニバスの方がよかったな…。国の方針として予算が割かれないのは教育と同じだと感じました。最後のグリーンホスピタルの環境改善で気持ちが落ち着いたというのは体感として納得でした2024/02/03

たっきー

13
精神科領域の解説と治療の実践について。広く解説されているが、個人的には面白かったし、有用な情報もあり、勉強になった。日本は薬を売るために病気を作るところがあると思うが、特に精神疾患においては本人が困っていなければ病気ではないというのはもっともであると思うし、それでも病気扱いにするのは良くないことだなと思う。 2024/02/22

かんがく

12
聴き手のジャーナリストも各章に出てくる精神科医も、現行の日本の精神医療体制に批判的な立場なので、新たな視点が多く得られる。オープンダイアログ、認知行動療法あたりに興味が持てた。2024/03/30

大先生

12
精神医療会のオールスターチームによるメンタルヘルス向上のためのガイドブック。依存症、発達障害、統合失調症、うつ病・不安症、ひきこもり、自殺、入院医療について書かれています。医者はきちんと選ばないと薬漬けにされて悪化してしまうんですね。怖い(汗)本当は薬より対話や傾聴が効果的と分かっていても経営のために仕方なく薬物療法を選択している医者もいるはず。医師の問題というより社会の問題という面もあるわけですね。勉強になる一冊でした。2024/03/13

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