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出版社内容情報
地球は、活動し、生きている惑星である。地球を構成するさまざまな物質は、そのかたちを変えながら、長い時間をかけて循環している。それにともなう多様な物質の多様な反応もじつは、熱い物質からは揮発性物質が放出され、冷たい物質には揮発性物質が入り込むという、非常にシンプルな原理で理解することができる。マントルの対流、大陸地殻の成長と循環、二酸化炭素の循環は、揮発性物質の出入りによって、さまざまな物質に変化しながらおこなわれていることがわかる。そして、それらの循環、揮発性物質の出入りは、地球が熱機関であることによって駆動されている。地球の成り立ちそして進化を、俯瞰した目で眺め、解説した地球科学の新しい入門書。
主な内容
プロローグ
第1章 太陽系の元素と揮発性物質
第2章 太陽系惑星と原始の地球
第3章 地球の物質循環
第4章 ゆっくり変化した地球
第5章 物質循環の中の生命の誕生
第6章 二酸化炭素と大陸地殻
第7章 粘土:冷たい環境でできた物質
第8章 親銅元素とウランの循環
第9章 熱機関である地球
エピローグ
内容説明
マントルも大陸も海洋底も、「水」や「二酸化炭素」などを出し入れして、さまざまな物質に変化しながら循環している。「熱い場所」では揮発性物質を放出し、「冷たい場所」では揮発性物質を取り込むという、シンプルな「たった一つの原理」で地球がわかる!
目次
第1章 太陽系にある元素と揮発性物質
第2章 太陽系惑星と原始の地球
第3章 地球の物質循環
第4章 ゆっくり変化した地球
第5章 物質循環の中の生命の誕生
第6章 二酸化炭素と大陸地殻
第7章 粘土:冷たい環境でできた物質
第8章 親銅元素とウランの循環
第9章 熱機関である地球
著者等紹介
月村勝宏[ツキムラカツヒロ]
1953年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。東京大学大学院理学系研究科鉱物学教室修士課程修了。1979年通商産業省(現経済産業省)地質調査所(現産業技術総合研究所)研究員、1986年理学博士(東京大学)、1987~1988年ワシントン州立大学博士研究員、1999年地質調査所鉱物特性研究室長、2001年産業技術総合研究所深部地質環境研究センター副研究センター長。現在は産業技術総合研究所客員研究員。専門分野は、結晶学、鉱物学、地球科学。専門は、鉱物の結晶造解析、鉱物資源の研究、高レベル放射性廃棄物処分の安全性の研究、小角散乱による非晶質ナノ粒子の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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女神の巡礼者
1484h
ゆうやけPC
Ryo0809
ミント