出版社内容情報
7人制ラグビー×円盤投!
二刀流で東京オリンピック出場を目指す天才アスリートの
苦悩と奮闘を迫真の筆致で描く、新機軸スポーツ・エンタテインメント!
2018年、陸上日本選手権。
ある選手の活躍が、観客を魅了する。
7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投の決勝に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。
もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡――。
前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。
一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。
長年取材し続けた著者だからこそ到達した、スポーツの「本質」がここにある。
内容説明
新ヒーローの登場に、日本中が沸いた。七人制ラグビー男子日本代表・神崎が、円盤投の日本選手権で、日本記録に迫ったのだ。球技と陸上の「二刀流」で五輪出場を果たせば、世界から注目される。神崎と契約すべく、新興スポーツ用品メーカーの営業マン・岩谷は接近を試みるが…。一発逆転エンタテイメント!
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
4
その描写は相変わらず生き生きとし、躍動感がある。二刀流といえば大谷選手が有名だが、タイトルにはいくつものトライが込められていた。今後こういう二刀流チャレンジはいろいろな領域で増えてほしい。もちろんスポーツに限らず。2024/10/08
けい
3
誰か元となる選手がいたのだろうか。それとも大谷選手から何か他の二刀流を考えた時に、ラグビーと円盤投げを取材をしたことがあったので、掛け合わせたのか。 ワクワクすることもないが、心の葛藤が良く描写されていて飽きずに読めた。最後の展開は想像した通りだったが、まあ小説としてはこの終わり方がベストだと思う。なので予想も出来てしまった。2024/10/24
ジョニー
1
スポーツ用品メーカーでスポンサー契約を担当する人が主人公。7人制ラグビーと円盤投げの2刀流でオリンピックを目指す選手と契約を目指す。どちらも試合の場面があるが盛り上がりに少し欠ける。マンガチックにならないように現実味を帯びた形にしたのだろう。大谷選手が出てきたせいでマンガも小説もやりにくくなったな。2025/03/25
nonnon
1
★★★★☆2024/06/02
Akio Aratani
1
この終わり方は、無いよな2024/03/23