モーニングKC<br> みちかとまり 〈2〉

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モーニングKC
みちかとまり 〈2〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065343265
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

みちかちゃんのことを忘れた
ぜんぶぜんぶ忘れてしまった

石崎のセーブデータを取り戻すため、
みちかと共に足を踏み入れた山の中で
まりは死んだ先祖たちと出会う。

そのあの世っぽいところで
異形のものに囲まれて
挫けそうになりながらも、
後悔しないためにまりは更に歩を進め、
ついに氏神様のところへ辿り着く。

氏神様からカギを手に入れ
""山の奥""へと飛び込んだ
まりを待つものとは──。

神と人間と妖(?)がこの世とあの世っぽいところを行き来するガールミーツガール×マジックリアリズム。ザ・田島列島な最新第2巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

43
あの世っぽいところ(異界)への探索を進めるまり。それは後悔しないための冒険だが、ヨモツヘグイ(?)してしまったみちかとは一旦離れ離れに。異界の表現が良い。実家っぽい家(逝去した家人たちが住む)とか水脈の通る洞穴とか。カギの正体とか。合流した二人、そして別れ。異界から帰れなくなったみちかの「代わって」という言葉は圧倒的に怖い。みちかを見捨てた罪悪感とみちかへの恐怖に苛まれたまりは・・・。そして数年後、珍キャラ・シロアリの王子登場。王冠が似合う(笑)。記憶を無くしたまりと、帰還したみちかが再会する・・・。2024/02/26

ぐうぐう

23
「私はみちかちゃんにひどいことをしたのか、みちかちゃんにひどいことをされたのかわからなくて、どちらにせよ泣くことしかできなかった」というように、この作品は曖昧さに満ちている。「あの世」ではなく「あの世っぽい」ところもそうだし、神か人か妖かわかんないところもそうだ。もっと言えば「それはまりが決めることなの?」とみちかに訊かれたまりが「そうか 人間(わたし)が決めることじゃないか」と気付く場面。流れから言えば「人間が決めることではない」という意味になるけれど、(つづく)2024/03/03

5
3.5 新刊読了。夢と現実の狭間にあるような、黄泉の国に紛れ込んだ話は、正直何が何やら分からないまま終わってしまった。そして結果としては石崎の記憶も戻って、お祓いによりみちかの記憶も失って、何事もない日常に戻っていく。石崎の変調も、医学的には原因不明の一時的な健忘という感じで処理されたんだろうな。そして時は移り、思春期を迎えたまりの前に再びみちかが現れる。それにしてもシロアリの王子とか、役人みたいな死神?とか、コジコジみたいなキャラデザが作品を複雑にしている。起きてる現象は完全にホラーなんだけどな。2024/05/27

コリエル

4
漠然とした不安が全編を横溢している。山は境界で、生と死が曖昧だからだ。読んでいる間ずっと死の気配を感じさせられるのが読み手の感覚を狂わすんだな。2024/11/06

たけのこ

4
面白かった!気がする(笑 いやまだわけわかんないしシロアリ王子ってなにみたいなとこはあるし、捉えどころのなさはある。でも、なんだろうこの物語の空気がやっとわかってきた感じがあって、素直に楽しめる気持ちになってきた。これ、どっちかというと因習ホラーなのでは。2024/03/06

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