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文春文庫
後藤又兵衛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167906122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

確執、出奔、大坂の陣での献身――。朝鮮の役、関ケ原で活躍、筑前大隈城一万六千石城主となった、名将の人生を描く雄渾な長編小説。真田丸でも注目! 孤高の名将、見事な生涯



確執、出奔、大坂の陣での献身――。朝鮮の役、関ケ原で活躍、筑前大隈城一万六千石城主となった、名将の人生を描く雄渾な長編小説。風野 真知雄[カゼノ マチオ]

内容説明

時は天下分け目の戦乱期。朝鮮出兵、関ヶ原の戦いで一躍勇名をはせた後藤又兵衛は、武功を焦る主君と対立し、流浪の身となる。辿りついた戦地は大坂の陣。真田幸村との出会い、豪快な散り際。戦略と戦術の相異を追い求めた武将が最後に探し当てたものとは何だったのか。戦に明け暮れた男の生涯を描いた長編。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞。15年に「耳袋秘帖」シリーズで、第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。15年『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

48
流浪の武将で盟友は真田幸村。大阪の陣に散った見事な生涯でした。作者は歴史文学賞などを受賞した風野真知雄氏で、非常に読みやすく引き込まれる文体でした。どこも良かったのですが、やはり後半からの大阪の陣はやはりとても読みがいがありました。真田幸村との、あうんの呼吸というか絶妙なやり取りは、読んでいてとても爽やかさを感じました。あとがきより「負けるのを覚悟で徳川家康の前に立ちはだかった後藤又兵衛と真田幸村ーもしも、この二人があのとき大阪城に入らなかったら、この戦はずいぶん後味の悪いものになっていたはずである。」2016/06/09

ぜんこう

20
後藤又兵衛は大河ドラマでは何度か知った武将ではあるけど小説として読むのは初めて。 黒田官兵衛が豊前に移ってから大阪夏の陣までの物語。 真田幸村同様、大阪の陣には必要不可欠な男気あふれるキャラですね。 あまり既存の映像をイメージして読むのは好きじゃないけど、今回は大河ドラマの役者さんをイメージしても違和感なく読めました。 後藤又兵衛を含む大阪城五人衆は「真田丸」(哀川翔/堺雅人など)、黒田長政は「軍師官兵衛」(松坂桃李)、黒田官兵衛(如水)は「秀吉」(伊武雅刀)てなバラバラ感(笑)2017/06/20

フミ

18
大坂の陣での奮闘ぶりから、真田幸村と並んで英雄視された「後藤又兵衛」を題材にした娯楽小説です。 小、中学生の、初心者でも読み易い文章で、九州・宇都宮氏の誅殺~大坂の陣までの又兵衛と、その主人である「黒田長政」の物語を軸に描かれている感じですが、全体で275頁ほどと短めなため、時代背景の説明がろくにないまま、半島出兵→関ケ原直前~と、話が跳びますので、事前の歴史の流れは知っていることが前提でしょうか。 中盤を過ぎた、160頁ほどから、大坂城の話になりますが、やはり、堂々と戦い抜いた男の物語は面白いです。2023/05/20

m.m

12
解説にもあったが決して長政が才能がないわけじゃないとは思うが、又兵衛が長政のもとを離れるまでどれだけ長政がダメダメなのか???という感じだった!2016/05/17

Ryuji

8
★★★★☆テンポが良くてサクサク読める、とても読みやすい本です。後藤又兵衛自身の武将として描かれ方も良いが、それ以上に黒田長政との確執の描かれ方とても良い。幼少期の人質生活と偉大な父を持ってしまったことによる少し屈折した性格の黒田長政との関係がとてもリアルに感じた(実際もこんな感じだったのではないのかなと思った)。クライマックスの「大阪の陣」、後藤・真田の策に従っていたら勝敗はどうなっただろうか。2016/09/07

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