講談社学術文庫<br> 読書国民の誕生―近代日本の活字メディアと読書文化

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講談社学術文庫
読書国民の誕生―近代日本の活字メディアと読書文化

  • 永嶺 重敏【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065340257
  • NDC分類 019.021
  • Cコード C0136

出版社内容情報

日本人はなぜ、いつ、「読者」になったのか? そして何を、どのように、読んできたのか?
出版資本と鉄道による中央活字メディアの全国流通、旅行読者の全国移動、新聞縦覧所と図書館という読書装置の全国普及――官・民による、これら三つの全国的要素の融合から、明治期に活字メディアを日常的に読む習慣を身につけた国民、すなわち「読書国民」が誕生してくる過程を、出版文化研究の第一人者が活写。私たちの読書生活の起源がここにある!

[目次]
はじめに
■第一部 流通する活字メディア
第一章 全国読書圏の誕生
第二章 「中央帝都の新知識」を地方読者へ――新聞社・出版社による地方読者支援活動の展開
■第二部 移動する読者
第三章 車中読者の誕生
第四章 「旅中無聊」の産業化
■第三部 普及する読書装置
第五章 読書装置の政治学――新聞縦覧所と図書館
第六章 図書館利用者公衆の誕生
あとがき
学術文庫版へのあとがき

[主なトピック]
○暴力沙汰まで! 「東京vs.大阪」新聞市場争奪戦争
○過疎地域を開拓せよ! 新聞社・出版社による地方読者支援活動
○駅は戦場! 漫画雑誌の隆盛はここから始まった
○お部屋訪問! 温泉地の貸本屋
○「情報にお金を払う」習慣を生んだ新聞縦覧所
○自由民権運動は下からの「読書国民」の創出
○読書の価値を再発見した日清戦後の一等国意識
○まるで監獄……帝国図書館の規律空間
○樋口一葉も友人と……女性が一人で行けない図書館

内容説明

出版資本と鉄道による中央活字メディアの全国流通、旅行読者の全国移動、新聞縦覧所と図書館という読書装置の全国普及―官および民による、これら三つの要素の融合から、明治期に活字メディアを日常的に読む習慣を身につけた国民、すなわち「読書国民」が誕生してくる過程を、出版文化研究の第一人者が活写。私たちの読書生活の起源がここにある!

目次

第1部 流通する活字メディア(全国読書圏の誕生;「中央帝都の新知識」を地方読者へ―新聞社・出版社による地方読者支援活動の展開)
第2部 移動する読者(車中読者の誕生;「旅中無聊」の産業化)
第3部 普及する読書装置(読書装置の政治学―新聞縦覧所と図書館;図書館利用者公衆の誕生)

著者等紹介

永嶺重敏[ナガミネシゲトシ]
1955年、鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業。元東京大学図書職員。出版文化・大衆文化研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スリーピージーン

5
私はそもそもどのようにして読書が好きになったのだろう?どうして本を読むようになったのだろう?そんなことを考えた。もちろん小学校に行ったから。先生や友達の影響、学校図書室の存在や両親が与えてくれた本、商店街の書店。そんな楽しい読書体験が出発点だ。では日本国民としてはどうか?識字率が割合高く、新聞を読めるということは大したことだったのだ。昔から人々は乗り物の中で文字を読んだらしい。公共の場で音読する人が多かったというから笑った。私も電車内での読書ははかどる。今は新聞も漫画も電子機器で読む人が多いようだが。2024/03/02

iwasabi47

3
楽しく読めた。最近の私の読書遍歴と関連付けて整理されて心地良い。アンダーソン、小島烏水、前田愛、色川大吉。この本の前著、前々著も文庫にならないかな。2023/12/18

manabukimoto

2
読書国民という新しい概念を得る。 明治時代、鉄道網の発達。東京・大阪発の情報を全国民が「ほぼ」同時に得られるようになる。新聞は本の情報を積極的に発信し、津々浦々読書に親しむようになる。 鉄道は情報を運ぶだけでなく、「本を読む場所」として機能し、「車中読者」を誕生させる。 地域格差は日清日露戦争後の地方改良計画により、地方図書館を激増させ、読書による「民衆強化」がなされる。 圧巻の近代日本国民読書史。スマホという文明の利器が誕生する数年前の当たり前に納得ができた。 武田砂鉄さんのTBSラジオで知った本。 2024/02/14

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