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出版社内容情報
警察署に置かれたバケツには致死量12人分の血液と1本の腕が入っていた。
ベテラン刑事と美人上司のバディが片腕のない男を追う! 男は警察にケンカを売りつけるように挑発を繰り返す。
捜査を進めるほどに謎は深まり、過去に起きた事件が関連を見せ始める。この事件、根が深い!
『ROUTE END』でサイコ・サスペンスの実力を見せつけた中川海二の意欲作!
最終第6巻では、バケツに入っていた腕の謎、古田美輪子の死の理由、バケツ男の行動について、あらゆる疑問が紐解かれる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
20
最終巻。殺人鬼と深く関わり過ぎた故の、最悪な結末。書ききれなかったエピソードとかも沢山あったと思われる、淡々とした終わり方だった。過去に何があったかは分かったけれど、悪意を煮詰めたような空気が薄れてしまったのは残念。2024/01/20
karatte
14
手をつけるのにやや間が空いたものの、これにて最終巻。既に犯人は判明しているので、後は最後の犯行に至るまでの経緯と、それぞれのその後が淡々と記される。救いのない話だが、それでも残された者たちは生きていかざるをえない。残酷な過去を少しずつ分解し、前を向いて進む以外ない。唯一、幼少期の未解決事件に進展のなかった三坂が、笑顔を浮かべて顎を上げるラストが印象的だ。2024/12/05
ブラフ
13
【完結】ん?これで終わり?いや、予想はさっぱり裏切らなかったな、、、最後は訳のわからない描写を入れ込んだりと、もしかして打ち切り?ここまできて?ここまで丁寧だったのに、最後に突然台無しになった感がある。2024/02/02
hannahhannah
8
完結。実質的に3巻で犯人は判明しているので、4~6巻はそれに至るエピローグ的な話。特にどんでん返しもなく、淡々と話が進んで終わった。馬場が不憫だった。2024/12/02
TANA
7
最終巻。 先生こと江土の目的はなんだったのか、古田と馬場はなぜ、殺される危険を冒してまで江土に深入りしたのか。単にそういう人間たちだったから?いまいち読み解けなかった。打ち切りだったのか?人物の内面の描写があっさり終わってしまった。その点「Route End」の方が、結末に納得感があったし、犯行も派手で見応えがあったかも。2024/05/05