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出版社内容情報
キーワードは”疲れない”! 通勤・通学・買い物を「自転車」にかえるだけでいいんです!
もちろん軽快車(ママチャリ)や電動アシスト付き自転車でも、体は変わります!
中年期から始まる筋力低下。そしてメタボリックシンドロームに起因する「糖尿病」「肥満」「循環器系のトラブル」……。
体質を改善しながら、筋力を鍛えるための最高のアイテム「自転車」。
その乗り方のコツや体への影響を、運動生理学の専門家が、さまざまなデータとともにより運動効果を高めるための自転車の乗り方のコツ、そして体質を改善するための自転車活用の目安をレクチャーします。
ウォーキングやランニング、筋トレなど、さまざまな健康法が提唱されています。そのなかにあって、なぜ「自転車」なのか?
そのヒミツは、自転車の構造と体の使い方、そして道路事情にあります。
★信号待ちでとまる:無意識のうちに運動に緩急をつける「インターバルトレーニング」が行えています。
★交差点でとまる:交差点は中央部が高くなっています。そのためスタートで自然に脚に負荷がかかります。
★ツラくないから続く:被験者のフィードバックでは、ジムなどのエアロバイクよりも、野外を走る自転車は、同じ運動量であっても爽快感を感じており、運動を長く持続できます。
自転車に乗るまえに、必読の書です!
内容説明
なぜ「自転車」なのか。その驚きの効果とは!本書では、運動強度、酸素摂取量、筋放電量、代謝系の応答など、さまざまな生理学データにもとづき、身体・健康づくりへの効果的な自転車の乗り方を紹介します。速度・時間・負荷からわかる自転車の活用法とは?有酸素運動、そして代謝から考える運動効果とは?自転車の活用法を応用生理学の視点から完全解説。
目次
第1章 健康づくりのための自転車の活用術(なぜ自転車なのか;自転車の物理学を考える;「疲れないで運動強度を高める」自転車の乗り方;どのタイプに自転車に乗ればいいのか?;自転車通勤で筋力も鍛えられる;健康づくりのための自転車活用法)
第2章 運動強度から見る自転車と身体の関係(なぜ、有酸素運動が必要なのか;運動強度の目安は「心拍数」だった;体と脳の非常事態を作り出す;速度・時間・負荷からわかる効果的な自転車の乗り方)
第3章 身体が変わる「自転車の効果」(内臓脂肪の蓄積が、体を傷つけている;脂質代謝異常の仕組み;糖の過剰と内臓脂肪の悪循環;本当に健康づくりに効果がある運動とはなにか;これから自転車を始める人へ)
第4章 自転車をもっと楽しむために(実践Q&A;自転車で遠くまで出かけよう“出発前のチェックポイント”;自転車が守るべきルール「自転車安全利用五則」)
著者等紹介
〓石鉄雄[タカイシテツオ]
1960年生まれ。名古屋市立大学副学長・高等教育院長、同大学院理学研究科教授。1986年、神戸大学教育学部卒業。神戸大学大学院教育学研究科修了。1989年、名古屋市立大学教養部助手などを経て、2000年、名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科助教授。2012年より教授。2017年より現職。論文『自転車運動に対する身体適応および日常的自転車使用による健康づくりの可能性』にて博士号(人間・環境学/・京都大学)。専門は、応用生理学、バイオメカニクス、健康科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。