講談社文庫<br> 余命一年、男をかう

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講談社文庫
余命一年、男をかう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065335444
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」この一言からすべてが変わったーー。
楽しくなくても、平気で生きてきたはずなのに。
コスパ重視の独身女性が、年下男に数十万円を渡してはじまる涙と笑いの物語

節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、
無料で受けた検診で子宮がんと告知される。病院のロビーで会計待ちをする唯に、
ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。
涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。

幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。
ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。
医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。
病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭(ヘア)の、どこからどうみてもホストである男が現れ、
突然話しかけてきた。
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から、唯とこのピンク頭の男との奇妙な関係が始まる。

内容説明

節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、無料で受けた検診で子宮がんと告知される。病院のロビーで会計待ちをする唯に、ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。

著者等紹介

吉川トリコ[ヨシカワトリコ]
1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で第3回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞および読者賞を受賞。同年、同作をおさめた短編集『しゃぼん』にてデビュー。『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』はドラマ化された(『グッモーエビアン!』はのちに映画化)。’22年『余命一年、男をかう』(本作)が第28回島清恋愛文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざるこ

36
ドケチでセコくて増えていく資産額を眺めるのが至福。序盤数頁で描かれる唯はしっかり者とも言えるし嫌悪も共感も羨望も覚える。「お金も時間も労力も全て自分に使い自己責任で生きる」一貫したそんな思考も余命宣告で生きることを諦める辺り、締め付け感のある生活に疲れ果ててたのだろう。唯の頑なな思い込みや死生観には頷ける部分も。ひょんな事からホストの瀬名をお買い上げ。70時間の豪遊タイム。いいじゃないの。ベタな結末だけど読み応え抜群。同僚の丸山さんとの距離感がいい。個人主義でもちゃんと繋がってて素敵。KY生山課長(笑)2024/09/30

ちえ

28
単行本が出版された時に「本の雑誌」webで書評を読んでから読みたかった本が文庫化されていて購入。一気読み。節約とキルト作りが趣味の40歳独身の唯が無料で受けた検診で余命1年余りの癌と告知され、病院で出会ったホストにお金を借し…。「買う」?「飼う」?お金でどこまで割り切れるのか?読みながら結構唯に感情移入してたのか、終盤の吉高のパート、違う角度からの見方にハッとさせられた。コロナ禍の社会の状況を思い出した。クセの強い登場人物達もフフッと笑いながら読め、楽しい読書。購入は正解だった😁2024/11/17

おざわさき

11
想像してたのと展開がちょっと違ったー。未来あるハッピーエンドなのでそれは良かったけど。生きる意味って幸せって何なんだろうな。生きていたらどういう形にしろ、誰かと関わって影響することされることは避けられない。それを否定的にとらえず楽しいと感じられたらOKなのかな。まぁ、実際にはそれが難しいのよね〜。2024/10/03

Ayako H

9
図書館から。男を「買う」とも「飼う」とも受け取れるひらがなの「かう」唯は買ったつもりだったかな、その後は飼ってる気になってたかな。それぞれキャラクターが面白くて、こんな年下男子だったら欲しいと言い出す独身友達がいそう(笑) 経済メインでも深刻な闘病記でもなく面白く楽しくさっくり読めました。2024/08/01

すゞめ

7
タイトルから想像できないほど深い話だった。恋愛文学賞もとっているが、恋愛より人生という感じの話だった。 余命ものに珍しい設定が多い。主人公は中年の女性、余命一年というのも訳ありで、治療を受ければ延命できるのに、病気をそのままにした場合の余命が一年、といったもの。 主人公の生き方につい共感してしまう部分が多く、ところどころで胸が痛んだし、ため息をついてしまった。2025/01/03

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