講談社学術文庫<br> レオナルド・ダ・ヴィンチ―伝説と実像と

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講談社学術文庫
レオナルド・ダ・ヴィンチ―伝説と実像と

  • 片桐 頼継【著】
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  • 講談社(2023/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065335338
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0170

出版社内容情報

「天才」と呼んだ瞬間に見えなくなる、本当のすごさがわかる!

絵画・彫刻・建築・土木・軍事……多岐にわたるその仕事は、しかしほとんどが未完に終わった。
彼が生きた同時代において、その名声はかならずしも高いものではなかった。
後世にも驚異をもたらすその着想は、実は彼一人の独創ではなく、先達の知見を踏まえてのものだった。

では「天才」というのはまったくの虚像だったのか?
いや、そうではない。
現代の美術史研究による精緻な分析によって、まったくあらたな、一人の類い希なる表現者の姿が立ち上がる!

「フレスコ画を描かない画家」だったということにはじまり、ルネサンス期のイタリア各地を転々とする、苦闘と挫折に満ちた創作の人生を追いながら、神格化されたレオナルド像の向こうにある、真価を見いだそうとする試み。

夢想家〈ファンタジスタ〉レオナルド・ダ・ヴィンチの実像をたずねる、スリリングで発見に満ちた探究の美術史!

*本書の原本は、2003年に角川書店より『レオナルド・ダ・ヴィンチという神話』として刊行されました。

【本書の内容】
序 章 神格化されたレオナルド
第一章 フレスコ画を描かない画家
 一 システィーナ礼拝堂の壁画に参加しなかったレオナルド
 二 ヴェロッキオ工房で修業したこと、しなかったこと
 三 超えられない先輩ボッティチェッリ
 四 ≪東方三博士の礼拝≫―先達への挑戦
第二章 新天地ミラノでの活動
 一 ミラノ着任の経緯
 二 素描リストの意味
 三 技師・発明家・建築家としての真価
第三章 宮廷芸術家の立場と活動
 一 舞台美術家としてのレオナルド
 二 音楽家・楽器製作者としてのレオナルド
 三 スフォルツァ騎馬像制作
第四章 最後の晩餐
 一 ついに勝ち得た最大の好機
 二 ドラマの表現を完成させたレオナルド
 三 成功と悲運
第五章 夢ファンタジスタ想家レオナルド
 一 フィレンツェ帰還
 二 ≪ジョコンダ(モナ・リザ)≫と晩年のレオナルド
 三 絵画による世界の完全な視覚化を目指して
参考文献・図版出典一覧
図版目録
あとがき

内容説明

絵画・彫刻・建築・土木・軍事…多岐にわたる構想のほとんどは未完に終わった。驚異的な着想は実は独創ではなかった。だが、「万能の天才」伝説の向こうには、ルネサンスという時代を突き抜けようと苦闘した、類まれなる表現者の姿が確かにある!名作の細部や素描などを精緻に分析し、夢想家レオナルドの実像を描き出す、スリリングな美術史探究。

目次

序章 神格化されたレオナルド
第1章 フレスコ画を描かない画家
第2章 新天地ミラノでの活動
第3章 宮廷芸術家の立場と活動
第4章 最後の晩餐
第5章 夢想家レオナルド

著者等紹介

片桐頼継[カタギリヨリツグ]
1957‐2006年。岐阜市生まれ。武蔵野美術短期大学美術科卒業。学習院大学大学院美学美術史専攻博士後期課程を満期退学(その間にローマ大学留学)。実践女子大学文学部美学美術史科教授。専門はイタリア・ルネサンス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

馬咲

7
自身の性分と時代の風潮の兼ね合いに苦労しながら探究に生きた、地に足のついたレオナルド像を提示している。独立した職業としては定義が曖昧だったルネサンスの芸術家達は、まず職人・技師として依頼者の需要に応えるという意味での堅実さが求められた。ところが関心の対象が四方八方へと向かい、求められた仕事を飛び越えて自分のアイデアに執心し、度々仕事を遅らせたり未完で終わらせたりしたため、彼の世間からの評価は当初伸び悩んでいたようだ。最初に名を上げたきっかけも、画家ではなく舞台演出家としての仕事だったというのは意外だった。2024/06/23

スプリント

5
フレスコ画を描かない画家だった。 完成した作品は少なかった。 類まれなる表現者にして発明家レオナルド・ダ・ヴィンチの実像に迫る内容になっています。2023/11/25

Fumoh

3
サブタイトルにある「伝説と実像と」という言葉の通り、レオナルドの「万能の超人伝説」を紐解き、一人のルネサンス人としての彼を描き出す試みです。そしてそれはとても面白かった。細かい絵画の分析などはなかなか読み解けませんでしたが、彼の活動した記録を丁寧に追っていく本作の記述には感嘆いたしました。画家レオナルドは、単なる「最後の晩餐」を描いた画家としてしか、19世紀まで評価されていなかったというのは興味深い。近代になって彼の手稿が多数発見され、その科学的先見性が評価されて、「万能超人伝説」が生み出された、という2025/04/06

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