出版社内容情報
明らかになった水無月家の闇。
百年に一度生まれる“不老不死”の神通力を持つ葉は、一族の掟で余呉湖の龍に贄子として喰われる運命にあるという。
敵陣に攫われた六花は無力感に苛まれるも、輝夜姫なら龍との盟約を書き換えて葉を救えると知る。
「私はもう大切な家族を失いたくない」
嵐山で過ごした大切な日々を胸に決意を固めた六花は、ついに輝夜姫としての力を覚醒させる――!
内容説明
明らかになった水無月家の闇。百年に一度生まれる“不老不死”の神通力を持つ葉は、一族の掟で余呉湖の龍に贄子として喰われる運命にあるという。敵陣に攫われた六花は無力感に苛まれるも、輝夜姫なら龍との盟約を書き換えて葉を救えると知る。「私はもう大切な家族を失いたくない」嵐山で過ごした大切な日々を胸に決意を固めた六花は、ついに輝夜姫としての力を覚醒させる―!
著者等紹介
友麻碧[ユウマミドリ]
福岡県出身。2015年から開始した「かくりよの宿飯」シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
65
水無月本家・分家が一堂に会した状況での六花ちゃんの見せ場は楽しかったです。龍もかわいいですし、お決まりの河童も登場した。次巻は六花ちゃんに(望まない)モテ期が到来するんでしょうか。六花ちゃんの母と妹はインパクトあるキャラだったのでもう一度登場してほしい。竹取物語に沿っているのならまだ当分続きそうで楽しみ。2023/10/14
ツン
63
葉君の力、まるで人類の夢のように思われるけど、実際は持っているとかえって辛いよね。今回の落としどころは彼のいうように一番いいところな気がする。2024/12/01
はつばあば
49
3巻のこの本を読む前に1巻2巻と再々読して読了。いったい私の頭はどんなに軽いねんと反省しながらも再々読して正解。水無月家ってクソ年寄ばっかりですやん!。私も子供たちから見たらくそ婆でしょうが・・(^^;。「本当は恐ろしい子供の童話」とか言う本がありましたが、かぐや姫もそやったんですか!。恋狂いはあかんでしょ。DVを生む元ですわ。それにしてもえげつない。次の巻はまた六花の母親登場でもうすぐ出版されるそうですが・・読むのを悩みます。駆け引きの結婚、毒母の思い・・。益々若い子は結婚拒否症になるんやないでしょうか2023/10/29
はなりん
40
シリーズ第3弾。水無月家の闇、葉の贄の儀式と長浜の分家との対決。文也の父の死の真相や、信長達の置かれた境遇、羽衣の秘密、信長達と文也の関係など、怒涛の展開でした。この巻で完結でも良さそうな程一気に話が進み一区切り。今後は、六花をめぐる恋愛絡みの展開が始まりそう。文也がストレートに想いを出すようになったので楽しみ。2024/04/06
よっち
40
明らかになった水無月家の闇。百年に一度生まれる“不老不死”の神通力を持つ葉は、一族の掟で余呉湖の龍に贄子として喰われる運命にあることを知らされる第三弾。妄執に囚われた長浜の一族の道長に葉とともに攫われた六花。自らの無力感に苛まれる六花が、輝夜姫なら龍との盟約を書き換えて葉を救えると知り、決意を固めついに輝夜姫としての力を覚醒させる展開で、大混乱に陥っていた状況を鎮め見事に流れを変えてみせましたね。因果応報とも思える結末も待っていましたけど、覚悟も定まってしっかり想いを伝えあった二人のこれからが楽しみです。2023/10/13