出版社内容情報
前作『杜ノ国の神隠し』に反響の声、続々!!
「ただのファンタジーではない」
「とにかく面白かった」
「あっという間に読了」
「綺麗で壮大な世界観」
(読者モニターさんのコメントより)
『杜ノ国の神隠し』に続く、文庫書下ろし古代和風ファンタジー続編!
神はいる。しかし、神は神、人は人。
人は神に支配される必要はない――
古代日本を思わせるその国で、
不思議な力を手にした大学生の真織。
青年となった玉響とともに、
真織は自分に何ができるのかを探す。
大学生の真織は、古代日本を思わせる杜ノ国に迷い込み、少年王・玉響と出逢う。
最高位の神官神王であった玉響だが、不死の身体を失い、真織や千紗杜と呼ばれる郷の人々と行動を共にする。
やがて二人は国の中枢水ノ宮と周辺で蠢く勢力争いに巻き込まれてゆく。
古代和風ファンタジー、続編!
〈文庫書下ろし〉
内容説明
大学生の真織は、古代日本を思わせる杜ノ国に迷い込み、少年王・玉響と出逢う。最高位の神官神王であった玉響だが、不死の身体を失い、真織や千紗杜と呼ばれる郷の人々と行動を共にする。やがて二人は国の中枢水ノ宮と周辺で蠢く勢力争いに巻き込まれてゆく。古代和風ファンタジー、続編!
著者等紹介
円堂豆子[エンドウマメコ]
第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門特別賞を『雲神様の箱』にて受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
57
シリーズ2作目。真織も玉響も物語の最初を思うとすごく変化し逞しくなりました。自分を客観視することでその立場やこれからの在り方に疑問を持ち揺れ動く様子は心配で親のような気持ちで見守りました。女神をまつる人々にも様々な利害関係があり、対立が見えこれからの物語の展開が楽しみです。2023/12/07
よっち
38
杜ノ国に迷い込み、少年王・玉響と出会った大学生の真織。真織や千紗杜と呼ばれる郷の人々と行動を共にする玉響が、国の中枢である水ノ宮と周辺で蠢く勢力争いに巻き込まれてゆく第二弾。不死の身体を失いながらも御種祭でのことは不問とされ、千紗杜で真織と共同生活を送り始めた玉響。そこに神王四家の一つ杜氏の長・黒槇から、神領にいる玉響の生家でもある地窪氏の窮地を告げられ、奥ノ院に命の石を確かめに行く真織たち。ト羽巳氏の専横が明らかになってゆく中で、縛り付けられていた女神の力を解放して向き合った二人のこれからが楽しみです。2023/11/15
なつみかん
13
神の国へ混じり込んでしまう体のファンタジーにそそられてしまう自分です。十二の国に王と麒麟がいるのとか、野良の神と七福神が大宴会のやつとか好んで追いかけたやつはあるのですが、この杜ノ国には、行けなかったなぁ〜😢2024/05/16
アカツキ
12
杜ノ国2作目。真織と玉響のもとに神ノ領四氏の筆頭・黒槙が訪ねてくる。黒槙は神宮守が玉響の父親を暗殺して一族が絶えたと告げる。神宮守のせいで八氏あったものが今や三氏になってしまった、神宮守の専横を止める手始めとして真織と玉響にその昔奪われた御神体を取り戻してほしいと…。面白かった。神王の力を持つ真織と人に近くなって神と人を取り持つ元神王の玉響のニコイチ感、異性を感じながらも疑似家族という微妙な関係の描き方が良い。立派な青年になっていく玉響を見る目線がどうしても近所のおばちゃんになってしまう。2025/08/04
すがはら
10
1巻ではあまり描かれていなかった水の宮の黒さが見えて、人が神や精霊を正しく敬わないことへの疑問が湧き上がる展開。女神や精霊の願いに沿っての行動が成功して、ワクワクすべきなんだけど。でもしかし、黒槇にも一族や領民の利益を優先する気満々な気配があって先行きに不安を感じさせられます。全体にゆったりした雰囲気があって冒険活劇的盛り上がりはないけど、薄いようで厚いお話な気がします。2025/08/03
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- 和書
- 梁塵秘抄 ちくま文庫