講談社文庫<br> 隣人X

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講談社文庫
隣人X

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065333846
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

難民問題や異文化交流、同調圧力など現代の世相を作品に昇華した第14回小説現代長編新人賞受賞作。2023年12月1日映画公開!

現代の社会が抱える問題と巧くリンクさせ、登場人物の置かれた環境や心情を通じて難民や移住外国人の受け入れ、違法労働について投げかけてくるところに作者の並みならぬ手腕を感じた。 
――朝井まかて(選考委員)

小説の主軸は三人の女性それぞれの日常にある生きづらさの描写にあり、それが作者と地続きのテーマであるだけに、とてもよく描けている。  
――中島京子(選考委員)

内容説明

第14回小説現代長編新人賞受賞作。他人との関わりを避けて暮らす良子。外国からの留学生リエン。派遣で働く紗央。奇妙な糸で結ばれた三人の女性はそれぞれに生きづらさを感じていた。そんな時、人間とまったく同じ見た目になり、決して危害は加えないという他の星の生物が難民として認められた。騒然とする社会で、三人が選んだ道とは―。

著者等紹介

パリュスあや子[パリュスアヤコ]
1985年、神奈川県生まれ、フランス在住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・脚本領域に進学。「山口文子」名義で2015年に歌集『その言葉は減価償却されました』を上梓、映画『ずぶぬれて犬ころ』(2019年/本田孝義監督)脚本担当。2019年、本作(受賞時は「惑星難民X」)で第14回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。自身にとって初の映像化作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

H!deking

71
映画のCMが面白そうだったので読んでみました。地球外の惑星の難民が地球に来て、地球人をスキャンして成りすまして地球に住んでいるという、入り口はSFタッチですが群像劇になっていて主人公三人のキャラが丁寧に描かれているので普通に楽しめました。でもなんだろなんか一味足りないんだな~。映画は観ると思うけど笑2023/11/29

Willie the Wildcat

53
惑星難民Xが、ヒトの持つ「異」を刺激。これを起点として、3人の女性の「生」に立ちはだかる世の中の様々な”壁”が齎す葛藤、苦境、困窮。三者三様の心底の揺れと、妥協・諦め・喪失にも現実感。表題の『X』、数式が浮かぶ。未知数だが様々な数字の”代表”、そして『隣人』とは、物心両面を示唆。特に、あんぱんとネギ味噌おにぎりで、良子を思うリエンの件は印象的。とは言え「平均」、嫌な響きだ。加えて、何処の惑星・国の出身だろうが”コピー”する人生、歪みは心身にでるはず。因みに、”マイナンバー”、シニカル。2025/02/26

ほんた

13
この地球上に,私たちと同じ容姿をした宇宙人っているのだろうか,と考えさせられました。地球人の多くは,そのUMA的な生命体に恐ろしさを持っていますけど,悪意があると果たして言えるのかなとも思いました。 https://hontablog.com/隣人x2024/08/01

Katsuto Yoshinaga

8
スキャン能力により人間になることができる惑星難民Xが、日常生活に多数溶け込んでいるという設定の本作。ただし、設定のようにおどろおどろしいところは殆ど無い。派遣社員の紗央、アルバイト暮らしの良子、ベトナム人留学生のリエン、この三人を中心に、“平均”に対する“同調圧力”に起因する現代日本の“諍い”が描かれる群像劇で、設定の異様さに反して、淡々と描かれるそれぞれの、ちょっと暗めな日常が読ませる。「異常(E・L・テリエ)」を思い起こさせる設定で、アプローチは全く違うが、これはこれで現代人の懊悩が描かれ面白い。2023/12/21

APIRU

8
未知の惑星生物が我々の知らないところで地球にやって来て、あまつさえ普通の人間に紛れて込んで生活を送っている、というたいそう愉快な話。そんな愉快な世の中における、三人の女性が綾をなす物語。読む前は、社会全体が猜疑心と焦燥感に苛まれるディストピア小説か、はたまた『寄生獣』的なバトル劇になるのかと予想していたのですが、案に反して恋愛ドラマ・ヒューマンドラマ的な色が強くて、寧ろ地球外生命体とか結構どうでもいいなって思いました。もっとも、ストーリー自体はいたる場面で痛みを覚えるものがあり、終始面白く読んでいました。2023/12/18

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