出版社内容情報
個性がないことに悩みながらも、「僕だって」と人気者になれる日を夢見るトナたろう。
中々報われなくても、みんなもがいて、ふんばって、がんばってる。
そしてついに人気者になれる日が来た時、
どうなってしまうんだろう。
同じ夢を見ながらも、それぞれの思いを胸に抱える仲間たちとの
楽しくて、楽しくて、でもそれだけじゃいられない、「楽」屋のおはなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
26
やっぱ擬人化ならぬ擬アニマル化してくれると、安心して笑えるようになる。私の推しはらっ子師匠のまま不動。と、思っていたら新人りハムスター🐹のモッチーにドキュンと奪われそうですw だって、あのもちみたいに薄くなるヤツめっちゃわかるねんもーん!そして表紙のモコちゃん。見た目とっても可愛いモコちゃん。これはこれで一途に頑張っただけのモコちゃん。やっぱり芸人の世界はちょっとシンドイ。2024/12/13
ぐうぐう
26
芸人の多くは売れようと夢見ている。売れたあとのことなど考えずに。人気者のパン三郎は、スターであることの代償をいつも肌身に感じている。それは孤独を引き受けるということだ。と思えば、人気者になり、態度が豹変するモコちゃんのような者もいる。あまりの横柄な態度にひとこと注意しようとするトナくんを、ポールさんは窘める。「売れるヤツはどこかで誰かを裏切る」と。「でもな 向こうからしたら ただ信じた道を進んでいるだけ…裏切られたって言うのは売れてないやつや だから言うたらあかん」(つづく)2024/02/03
らて
1
人気者になれる日を夢見て奮闘する日々。 仲間がその階段を一気に駆け抜けて行った時の トナくんの気持ち。 静かな優しいトーンなのに現実的。 さすがです。 4巻も買いに行かなくちゃ。。2024/08/11