講談社学術文庫<br> 変身物語〈下〉

個数:
電子版価格
¥1,925
  • 電子版あり

講談社学術文庫
変身物語〈下〉

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月28日 04時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 520p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065332863
  • NDC分類 992
  • Cコード C0198

出版社内容情報

古代ローマの詩人オウィディウス(前43-後17/18年)が残した唯一の叙事詩、待望されて久しい文庫版での新訳!
内乱が続いた紀元前1世紀の古代ローマは、その一方で「黄金時代」と呼ばれる詩や文学の最盛期でもあった。その初期を代表する詩人がウェルギリウス(前70-前19年)なら、後期を代表するのがオウィディウスであり、そのオウィディウスの代表作が本書『変身物語』にほかならない。
愛する男女の往復書簡という体裁をとる『名高き女たちの手紙』、恋愛詩人としての本領を発揮した『恋の歌』といった初期作品で知られるオウィディウスは、愛を成就させるための技法を性的なものまで含めて赤裸々に指南する『愛の技術』を書いたことが一因となって、のちに流刑の憂き目に遭った。このあと後期の円熟を遂げるオウィディウスが、ローマの祝日や祭礼の縁起を説く『祭暦』(未完)とともに着手したのが、本書『変身物語』である。
ウェルギリウスの『アエネイス』と並んでローマ文学における最高峰をなす本書は、オウィディウスが手がけた唯一の叙事詩であり、全15巻から成る大作となっている。その背景にあるのは「万物は流転する。すべての形あるものは生成しつつ、移ろう」(本書第15巻178行)と表現される世界観、宇宙観であり、事実、本書は原初の混沌から秩序としての世界の創造を歌う「序詞」から始まり、「金・銀・銅・鉄」の四時代、イアソンやテセウス、ヘラクレス、オルペウスといった英雄たちの時代、そしてトロイア戦争を経て初期の王の時代に至る壮大な世界史を描き出す。
その質においても量においても他を圧倒する本書が後世に与えた影響ははかりしれない。その代表が、シェイクスピアやミルトン、モンテーニュであり、ルーベンスやブリューゲル、ダリである。にもかかわらず、文庫版で手にできる現代にふさわしい日本語訳は長らく存在していなかった。数々の名訳で知られる訳者が自身のライフワークとして手がけたこの新訳は、今後のスタンダードとして長く読み継がれていくことを確信するものである。
「下」には第9巻から第15巻、「訳者解説」を収録。上下巻それぞれに「人名・神名索引」と「地名・民族名索引」を掲載した。

内容説明

古代ローマ「黄金時代」を代表する詩人オウィディウス(前四三‐後一七/一八年)。原初の混沌から世界の創造を歌う「序詞」に始まり、「金・銀・銅・鉄」の四時代、英雄たちの時代、そしてトロイア戦争を経て初期の王の時代に至る歴史を描く本作は、燦然と輝く人類の至宝である。長らく待望された文庫版新訳、完結篇。下には第九巻から第一五巻を収録。

著者等紹介

オウィディウス[オウィディウス] [Naso,Publius Ovidius]
前43‐後17/18年。古代ローマの「黄金時代」後期を代表する詩人

大西英文[オオニシヒデフミ]
1948年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は、西洋古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ターさん

0
勉強会の課題図書。混迷の時代から英雄たちの時代へ。『古事記』と同じ展開だ。神話にも少しずつ実際の歴史の姿が見えてくる。トロイ戦争が神話か現実か諸説あるけど、ヘレネ、パリス、アキレウス、ヘクトルなどは神話であろうけど、モデルはいたのだろうか。哲学者ピュタゴラスが登場は純粋に新鮮だった。極めつきは、カエサルアウグストゥスである。神話から卒業ともいえるかも。アエネイス、オデュッセイアは圧倒的な存在感だ。そういえば、双子の兄弟ロムルスがあるが、レムスの記述がない。最も神話っぽい、トロイの木馬の記述もなかったなあ。2024/12/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21494228
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品