出版社内容情報
温室のすみっこに暮らす、ちいさなゾウ。このところ、クローバーの食べ過ぎで、マッチ箱の寝床がきゅうくつ。新しい寝床を探しに出かけることにしました。たどりついた部屋には、きれいな箱がいっぱいで、さあどれにしよう。
毎日小学生新聞に連載された作品をもとに描いた、ちょっぴりシュールな、でもここちよいクリスマスの物語。
独特の動物造形で人気を博す絵本作家・イラストレーターの庄野ナホコさん。最新作は、ちいさなちいさなゾウが主人公。寝床を求め、となりの部屋をめざしますが、ちいさなゾウにとっては、大冒険。じゅうたんの波をかきわけ、猫の視線をくぐりぬけ……。著者独特のシュールな世界が、リアリティのある絵に乗せられて、ぐいぐいひきつけられる展開。クリスマスの時期に読みたくなる不思議で楽しい絵本です。
内容説明
クリスマスなんてしらなくってもちいさなゾウはしあわせなのです。クローバーが大好きな、ちいさなゾウのちいさな冒険。よみきかせ:3歳から、ひとりよみ:5歳から。
著者等紹介
庄野ナホコ[ショウノナオコ]
中央大学文学部卒業。イラストレーター、絵本作家。一度見たら忘れられない独特の画風が人気で、雑誌の表紙や人気作家の装画を多く手がける。2014年『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』(講談社)で絵本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
172
表紙絵に魅かれて読みました。庄野 ナホコ、初読です。 ちいさなと言うよりもマイクロ・エレファントです。このサイズなら私も欲しい🐘🐘🐘 広義のクリスマス絵本でもありました。 https://cocreco.kodansha.co.jp/ehon/published_list/00003812772023/10/21
☆よいこ
79
クリスマス絵本にもいい。おやしきの温室のテーブルの上が、ちいさなゾウの世界。大好きなクローバーを食べ過ぎて、ねどこにしていたマッチ箱が窮屈になってしまったゾウは、新しい箱が欲しい。友だちの小鳥が「むこうの部屋にきれいな箱が並べてある」と教えてくれたので、箱を探す冒険に出かけた。お弁当を持って慎重に進む。キラキラ飾り付けられたモミの木の下にたくさんの箱が置いてあった。ゾウはその中からいちばん素敵な箱を選んで運ぶ▽ちいさなゾウがとてものびやかに歩く。可愛い。2023年発行2025/03/07
ままこ
68
小さい世界に住む小さなゾウの小さい冒険。庄野さん描くミニチュアサイズのリアルなゾウが可愛い♡ドキドキする場面もあったけど、素敵な寝床が見つかって良かったね。2024/04/29
ちえ
31
ゾウなのに!ゾウなのに💖なんて可愛いお話でしょう( *´艸`)別の部屋に行くのがまるで旅(#^^#)クリスマスなんてちいさなゾウには関係ないけど、箱一つ誰へのプレゼントだったのかな?2024/12/05
Cinejazz
30
〝小さな象の小さな寝床は、マッチの箱。 お屋敷の温室の大きなテーブルの上が、小さな象の世界。 その小さな象の悩みは、クローバーを食べ過ぎて、マッチ箱の寝床が窮屈になってしまって、毎晩わるい夢をみること...クリスマスの日、新しい寝床を探しに出かけることに...たどりついた部屋には、キラキラした飾りが付いたモミの木が立っていて、その下には綺麗な箱がいっぱい。さあどれにしようか・・・〟新しい寝床を求め、絨毯の波をかきわけ、猫の視線をくぐり抜けていく、小さな象を優しく描いた、絵本作家・庄野ナホコさんの絵本。🐘2024/01/06