講談社現代新書<br> 世界史の中の戦国大名

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講談社現代新書
世界史の中の戦国大名

  • 鹿毛 敏夫【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065332184
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

出版社内容情報

ポルトガルインド総督に使節を派遣した大友氏。アユタヤ国王との接触を図る松浦氏。カンボジアとの「国交」樹立を目論む島津氏。さらには天正遣欧使節や伊達政宗による慶長遣欧使節。あるいは、その本拠地で花開いた国際色豊かな「コスモポリタンシティー」ーー国の「王」として、狭い冊封体制の枠組みを越え、東南アジアから南アジアへ、そしてヨーロッパへと、対外活動を地球を俯瞰する広範囲へと拡大してゆく戦国大名たち。日本史の文脈を越え、世界史のコンテクストの中から見えてくる、戦国大名のこれまでとはまったく異なった新たな姿を提示する。

内容説明

一国の「王」として、冊封体制の枠組みを超え、東南アジアから南アジアへ、そしてヨーロッパへと「グローバル」に活動範囲を拡大していった戦国大名たち。日本史の狭い文脈を超え、世界史のコンテクストに立つと初めて見えてくる、戦国大名のまったく異なる新たな貌。

目次

第1章 「倭寇」となった大名たち―戦国大名と中国
第2章 外交交易対象の転換―対中国から対東南アジアへ
第3章 対ヨーロッパ外交の開始とその影響
第4章 戦国大名領国のコスモポリタン性
第5章 東南アジア貿易豪商の誕生
第6章 日本と世界をつないだ国際人たち
第7章 戦国大名の「世界」と徳川政権の「世界」

著者等紹介

鹿毛敏夫[カゲトシオ]
1963年生まれ。広島大学文学部史学科卒業、九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了。博士(文学)。現在、名古屋学院大学国際文化学部長・教授。専攻は日本中世史、日本対外交渉史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よっち

30
国の「王」として、狭い冊封体制の枠組みを越え、東南アジアから南アジアへ、そしてヨーロッパへと、対外活動を拡大してゆく戦国大名たちの新たな姿を提示する一冊。倭寇となった大名たちや対中国から東南アジアへの外交交易対象の変換、ポルトガルインド総督に使節を派遣した大友氏。アユタヤ国王との接触を図る松浦氏。カンボジアとの国交樹立を目論む島津氏。天正遣欧使節や伊達政宗による慶長遣欧使節。読んでいると大友宗麟の存在感が光っていましたが、これらを読んだ後だと、統一政権である幕府の鎖国政策の意味がまた違って見えてきました。2023/11/28

kk

25
図書館本。いわゆるグローバル・ヒストリー的な見地から捉え直す室町後期の我が国の実相。明朝海禁策の綻びによる朝貢体制の相対化や大航海時代を迎えたイベリア勢力の東洋進出などを背景に、大友や島津などの地域政体が華南や東南アジアなどに対して開放的な態勢となっていたこと、西国各地にコスモポリタン的な港市が発展し、そこでは興味深い異文化受容が見られたことなどを概観。その上で、こうした開放的な仕組みを日本史の大きな流れの中でどのように位置付けるべきかといった点を考察。kk にとっては新しい視点。知的な刺激を受けました。2023/12/16

ta_chanko

22
足利義満が始めた日明貿易(勘合貿易)は、幕府・将軍の権威失墜により実質的に細川氏・大内氏が主導権を握るようになり、寧波の乱後は大内氏の専権事項に。しかし大内義隆が陶隆房に討たれたことで終了。その後はキリスト教宣教師を受け入れた豊後の大友氏の存在感が増大。同時に有馬氏・大村氏・島津氏など九州の大名も一国の王として貿易に参入し、カンボジア・タイ・マラッカ・ゴアに使節を派遣。天正遣欧使節もその一環。陸奥の伊達政宗もメキシコ経由でスペインに使節を派遣。有力戦国大名が国家として独自に外交・貿易を展開していた。2023/11/25

onasu

19
16世紀とは世界一周を契機に、正に世界に股をかけて人が活動しだした「世界史」の始まりというのは、ひとつの見識。  そして、歴史とは一見関係なさそうなことが絡まりあって進展するもの。欧州人が東アジアに進出してきた時期に、中国(明)では朝貢・海禁体制が弛緩し、本邦では室町幕府の弱体化により、貿易の主体が守護大名に移り、更には西国の戦国大名が東南アジアにまで拡がった商圏に参画するように。  その間一世紀ほどだが、戦国時代とは国内の争いのみでは語れないということ。自分にはやや詳細に過ぎたが、読み切ったのは好し。2024/02/08

MUNEKAZ

17
西国大名による国際交流のまとめみたいな一冊。大友家に関する話が多め。歴史を「集権」と「分権」の絶えざる繰り替えしと見るなら、室町殿が外交を独占した時代から、各々の領地(地域国家)を治める戦国大名たちが、独自の外交を繰り広げた「分権」の時代として戦国時代を描く。戦国大名というと東国ばかりが注目されるが、「外交」という面から見ると時代の主役は大内、大友、島津といった西国大名たち。それが時代のあだ花でないのは、次なる「分権」の時代である幕末期に海外と結んで飛躍したのが、西南雄藩であることからも明らか。面白い。2023/10/23

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