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出版社内容情報
『惡の華』『ハピネス』に続く、押見修造 待望の最新作!!
性と向き合い、身体を取り払い、まざりあう2人のすべて。キミとならいける、遥かなる“向こう側”へ――。セイシュン群像劇、完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パンダプー
23
ジェンダーについて扱った作品では画期的なものになる予感で読み始めたが、終着は思った感じと違った。 あとがきを読んで、そうか、壮大な問題提起とかそういうものを目指して書いたわけではないのだと理解。しかし、絵については、表現状こうなのか?少し納得いかないものがある。2023/10/07
まるのすけ
11
完結できてよかった。 血の轍も苦しんで、おかえりアリスも苦しんでる作者の姿を感じたし、実際本作のあとがきには苦しみが書かれています。 おかえりアリス最終話の洋ちゃんはほぼほぼ後ろ姿で、作者本人のように感じるし、ナレーション文章も手書きで書かれていて生っぽい。 P163の2コマ目の片目の洋ちゃんにドキリとさせられる。 療法的手つきが漫画内で描かれ、その体験を通じて読者も登場人物の体感を得れるのはこれまでも繰り返されるし、本作でも効果的だしラストに辿り着く重要な出来事になっている。2023/10/09
地下鉄パミュ
10
何処に行き着けば良かったんだろう・・・それぞれの気持ちの問題が解決しているのなら良いのだが。とにかく難しい漫画でした。押見さんは物語の始まりで読者を引きつける能力に長けた作家さんだと思う。次回作も買ってしまうだろう。2023/11/07
yom
7
1巻のあとがきで「自分の中の「性欲」「男」を見つめ、向き合い、解体すること」と書いていたけど、結局この着地じゃなあ...。だったら連載前に答え出して、もっと短く濃厚に作ってくれっていう。性って他者がいればこそ苦悩するものなのに、ほぼ大人が介在せず、子どもがやりたい放題なのも都合良くてなんだかな。押見作品の終わり方は大体こんな感じと言えばそれまでだけど。2023/10/06
るぅ
6
作品としては完結だけど、現実としては「完結」も「解決」もない、境界線が曖昧な性。確かに少年誌のラブコメって刷り込みだよなあ。思春期前からのこの刷り込みによって疎外感や苦しみを抱える人達もいるんだろうな。2023/11/10