講談社文庫<br> 忌名の如き贄るもの

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講談社文庫
忌名の如き贄るもの

  • 三津田 信三【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065331101
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報


忌名は、いわば生贄だと?

「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」
生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開を、文庫でもお楽しみください。


内容説明

生名鳴地方虫〓村に伝わる「忌名の儀礼」。自らに降り掛かる災厄をすべて実体のない忌名に託す儀式の最中に、村の有力者・尼耳家の跡継ぎが殺される。「決して振り向いてはいけない」儀式中に右目を刺され命を落とした被害者。時同じくして目撃された異形のもの、“角目”。村を訪れた刀城言耶が事件の謎に挑む。

著者等紹介

三津田信三[ミツダシンゾウ]
編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス/『忌館』と改題、講談社文庫)で作家デビュー。2010年『水魑の如き沈むもの』(原書房/講談社文庫)で第10回本格ミステリ大賞受賞。本格ミステリとホラーを融合させた独自の作風を持つ。刀城言耶第三長編『首無の如き祟るもの』は『2017年本格ミステリ・ベスト10』(原書房)の過去20年のランキングである「本格ミステリ・ベスト・オブ・ベスト10」1位となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

264
ホラーの色合いが濃い、序盤と終盤の秀逸さに比較して、謎の密度が薄い中盤がだれ気味という感想は、多くの読者と意を同じくしていたようで、この長さで、全体の三分のニを一件の殺人で引っ張るという構成の悪さと、その事件で用いられるトリックが、著者に求められるレベルからはかなり格落ちするものだった点には、やはり厳しい採点となる。しかし、久々にこのシリーズを手に取ったということも影響してか、横溝風なオカルト雰囲気はじゅうぶんに堪能出来、印象に残る一冊だった。本格推理として読むか否かで楽しさが一変する作品。2023/10/17

KAZOO

108
三津田さんの刀城言耶シリーズの文庫最新作です。主人公の先輩の結婚相手についての小さいころからのかなり怖い話があり、その女性に関係ある人物の殺人事件が起こります。そこで主人公たちはその女性の実家に赴き解決に当たろうとします。さまざまな人物などがからんだりしますが最後は解決をもマスがミステリーとホラーが混在しているような感じで三津田ワールドといった様相を呈してくれました。2023/10/24

雪紫

67
文庫にて再読。「あの殺人動機の「発想」に加え、序盤の語りとラスト一行で背筋が寒かったのは半袖がまだ必要だったはずの今月が急に寒くなったから・・・だと思いたい。」とハードカバー版感想に書いて同じ気候で文庫も読んだけど、内容覚えてたのにやっぱりそう思いたいくらい怖い。・・・いや、むしろ文庫特典のスケッチで情景が想像しやすい分背筋が寒くなってる。あのホラーブレイカー達、来ないのに存在感発揮していてこれである。やっぱり怖過ぎ。鬼畜系特殊設定パズラーの解説、凄く良い。ーー2年後の同月同日の読了日にて記す。2023/10/18

おうつき

21
このシリーズの直近で読んだ何冊かの中では一番面白かった!このシリーズに求めているものが全て揃っていて、本筋からやや外れた民俗学的な怪異についてのやり取りも心地よく感じた。恒例の刀城言耶の右往左往する推理も堪能。見えていた世界が反転するような驚きを味わえた。ホラーとミステリの割合も丁度良く、視覚的な想像をしたらゾッとしてしまう描写も多い。個人的に偲の話の引っ掻き回し方があまり好きではないので、今作で出番が少なかったのも良かったかもしれない笑。2024/06/28

ひろ

21
ホラーに振り切った導入から、一気に作中へ連れて行かれた。死者の視点からなのが面白い。語られるのは、田舎に根付く因習に、ひたひたと忍び寄る怪異。本シリーズに求めているものが、まさに描かれている。事件の展開はゆるやかだが、そのおかげで読みやすく感じた。ミステリとして事件の謎を解くだけでなく、民俗学的考察を加え、緻密に組まれた舞台が解体されていくのが心地よい。読者に衝撃を与えるラストのため、全てが効果的に配置されていたのだと気付かされる。このシリーズは、やはり長編の満足感が高い。面白かった。2024/04/29

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