講談社現代新書<br> 今を生きる思想 ジャン=ジャック・ルソー―「いま、ここ」を問いなおす

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講談社現代新書
今を生きる思想 ジャン=ジャック・ルソー―「いま、ここ」を問いなおす

  • 桑瀬 章二郎【著】
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  • 講談社(2023/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 136p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065328590
  • NDC分類 135.3
  • Cコード C0210

出版社内容情報

シリーズ「今を生きる思想」。

人民主権、近代民主主義の提唱者とされる思想家・ルソー。
そのラディカルな思考は近代の枠組みに大きな影響を与えた。
民主主義が機能不全に陥り、私たちの社会は閉塞感に覆われている。
行き詰まった近代社会を問い直すには、近代を準備した異端の思想家・ルソーに今こそ立ち返るべきだ。

『社会契約論』『人間不平等起源論』『エミール』『告白』……。
ジャンルを横断して刺激的な論考を残したルソー、そのラディカルな思想の核心。

内容説明

ジャン=ジャックはいかにしてルソーになったのか?その生涯と全主要著作を簡潔にたどり、「学問」を、「愛」を、「政治」を、「自由」を、そして「人間」を問い続けた稀代の文人の正体に迫る!

目次

序章 ルソーを読むために
第1章 思想家になること ジャン=ジャックがルソーになるまで(名声をもとめて;スター誕生―『学問芸術論』;哲学者ルソー?―『人間不平等起源論』)
第2章 孤立を選ぶこと 拡散していくルソー像(『百科全書』と「エコノミー」項目;孤立をみずから選ぶ;あふれでるアイデア―『ダランベールへの手紙』;あらたなつながりと『新エロイーズ』)
第3章 再生のためのはじまり 創造するために破壊すること(どうすれば国家は正統に設立されるか―『社会契約論』;人間をつくる―『エミール』)
第4章 あらたな「生」 何度でも生まれかわるために(罪びととしての「生」―『山からの手紙』;「自伝」による人間学―『告白』、そして『孤独な散歩者の夢想』)

著者等紹介

桑瀬章二郎[クワセショウジロウ]
1968年生まれ。2001年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。パリ第7大学博士。同志社女子大学専任講師などを経て、立教大学文学部教授。専門は、18世紀フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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川越読書旅団

22
ルソーの出自や人間性、名著「学問芸術論」、「人間不平等起源説」、「社会契約論」そして「エミール」の上梓背景や各作品の簡潔明瞭な解説もあり、ルソー作品を読む上での副読本的作品。2023/12/15

ラウリスタ~

16
話題の超短い新書シリーズ。一番役に立ったのは巻末の読書ガイド。どの訳で読むのが良くて、どの岩波訳が超訳だから避けるべきかなど、とても有益な紹介。あまりに短い新書(120ページくらいだから、普通の新書の半分ほどか?)なのだけど、現代の大学生には逆にこのくらいから勧めるのが良いかもしれない(250ページを通学の電車一日で読みきれ、は酷かもしれない)。ルソー自身の作品からの引用はほぼなく、むしろそれらの今日的読解について常に注意を払いながら紹介(例えばよく批判される教育論、現代では陳腐な?格差について)。2023/10/14

新田新一

12
ルソーの多彩な著書を簡潔にまとめた良書。名前だけなんとなく知っていた『新エロイーズ』と『エミール』の内容が分かって、読みたくなりました。15歳で祖国を離れ、貴族の援助を受けながらも、可能な限り自由に自立して生きようとしたルソーの生き方を尊敬します。多くの著作も、当たり前だと思われていることをもう一度考え直してみる内容で、自由に生きようとしたルソーにふさわしいものです。あらゆるものの権威が揺らいでいる現代社会で、ルソーの思想を学んでみる価値はあります。2023/08/08

nnnともろー

8
ルソーの思想をコンパクトにまとめてくれた本。ありがたい。多面的な読み方ができるのが古典。2023/09/29

糸くず

5
この本を読んでもルソーが何者であるのかはほとんど理解できない。『社会契約論』も『エミール』も、現代の政治制度や教育の在り方から遠く離れた理想を論じているかのように思える。にもかかわらず、ルソーの言葉は多くの人々を魅了し、刺激を与えてきた。なぜか。それはルソーが物事の根源を常に問い直してきたからである。そして、読者は彼の言葉の「強烈な暗示力」に促されて、常識を疑い、根源を問い直す旅を始める。ルソーは巨大な謎そのものである。私もまた彼の言葉をもう少しだけ追いかけてみたい。2024/02/11

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