戦争論

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戦争論

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065326824
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ウクライナ戦争開始の1ヵ月半後、ヒトラーの独ソ戦を描いた小説『同志少女よ、敵を撃て』が本屋大賞を受賞し、ベストセラーとなった。我々は戦争を嫌悪しながら、『宇宙戦艦ヤマト』『風の谷のナウシカ』『進撃の巨人』『鬼滅の刃』などのマンガ・アニメから小説『永遠の0』まで、悲惨な戦争を享受している。ナチスドイツ、原爆、プーチンの戦争、安倍元首相暗殺事件など現実の暴力・戦争を多様な文芸作品を通して分析し、読み解いていく。批評界の俊英が放つ、新時代の「戦争」論!

内容説明

ウクライナ戦争と安倍元首相銃殺事件をつなぐ線に目をこらしながら、『同志少女よ、敵を撃て』『進撃の巨人』『鬼滅の刃』『はだしのゲン』『黒い雨』などフィクションの深層を分析、娯楽化する現実政治の病巣の根源に肉迫する。「復讐の連鎖」を断ち切る道を真摯に探る、気鋭が真正面から挑んだ骨太の本格批評!

目次

第1章 二つの戦争のはざまで―『同志少女よ、敵を撃て』とウクライナ戦争(戦争をめぐる奇妙な風景;双子の戦争―独ソ戦とウクライナ戦争;少女狙撃兵の視角/死角 ほか)
第2章 「半人間」たちの復讐―巨人たちは屍の街を進撃するか?(三人の復讐者は、三発目の原爆をゆるすか?;「あなた、ころしたくないの?」;「ギギギ」の暴力論 ほか)
第3章 復讐戦のかなたへ―安倍元首相銃殺事件と戦後日本の陥穽(あなたは、なにを見ながら撃ったのか?;撃った者と撃たなかった者;復讐の抑圧―アメリカ/アジア/特別部隊 ほか)

著者等紹介

高原到[タカハライタル]
1968年、千葉県生まれ。京都大学文学部社会学科卒業。2015年、「ケセルの想像力」で第59回群像新人評論賞優秀作を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
太平洋戦争で敗れた日本は対米報復より経済的な豊かさを選んだが、戦死者の無念や戦争に突き進んだ反省はなかったことにされた。そんな国で生まれた戦争を主題とする小説や漫画、アニメは、何が正しいのかという正義の観念が曖昧なまま繁栄だけを享受してきた戦後社会の影響で、戦いの果てに復讐心の昇華を見い出す物語に集約されていった。しかし自ら正義を捨てた日本は対アジア外交でも正義を棄却し、被害を受けたアジア諸国の復讐心を軽視した。だからこそ日本も正義を打ち立てるべきと著者は主張するが、民主主義下の選挙では無視されるだろう。2024/01/27

かふ

19
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』は図書館でも借りれないほど人気なのだが買ってまで読もうと思わなかったのはこの手のアニメは結構あると思ったからだ。それらのアニメは戦争反対を描いていると思うのだが、また戦争好きも生み出してしまう事実もあるのだろう。ガンダムを例に取ればガンダムという物語よりも超合金というガンプラに魅せられた者が兵器オタクとなる。戦争ものの戦う兵器としてのリアリティは残酷さよりもカッコよさとして描かれてしまう。その中に人としての欲望(表現欲望や殺戮欲望もあるだろう)がある。2025/05/09

ののまる

3
うーん、わかりにくかったなあ。2024/05/02

どさんこ

3
日本人は、原爆を投下したアメリカに対して、復讐ではなく、経済的利益を選択した。2023/12/03

スコットレック

3
超メガヒット作品の鬼滅の刃と進撃の巨人。この二つの最終話のネタバレがある(自分は本書でこの2作品の結末を知った。どちらも途中までしか読んでなかったので)ので注意?本書の中盤、安倍元総理の銃撃事件の件で、隠しきれないくらい文章の熱が上がるのは読んでいて引いた部分。それ以降、著者の思想が全面に出てくる部分は読んでいて辛かった。"粘り強い実践"を試みている間にあっという間に侵略されるのでは。ウクライナを見ているとそう思う。2023/09/29

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